待望の雪が降ってきました、勇んで山に向かいました。

 

粉雪が薄い灰色の空から落ちてきます。

風の吹き方に合わせて流れるように。

枝には白い雪が積もり、高度を上げると霧氷でクリスマスケーキの上に乗る、飾り木のように美しい。

どの枝に、どんな鳥が乗っていても絵になるのに、赤い鳥はおろかスズメさえも見当たりません。

 

諦めずに雪道を何度も行き交うと、小さなカシラダカの群れに出会えました。

強い風が吹くといっせいに飛び立つのですが、暫くすると同じ枯れ草の地に戻って来てくれました。

 

ピッポとなく声が聞こえてきました。

遠くの草にベニマシコのメスタイプがぶら下がっています。

車を止めて辛抱強く待っていると、少し近くに来てくれました。

 

冬の景色は素晴らしく、絵になる風景が広がっていましたが、残念ですが鳥との出会いは少なかった。

今年は本当に冬鳥の姿が少ないように思えますが、行っているフィールドが悪いのでしょうか?来週は遠くに行くのかはたまた、終末まで悩んでみようと思ってます。