連休中に、大阪市内各地の屋内外で実施される、

ジャズライブ祭りの初日に、友人と出掛けた。


多数の会場でライブが行われる中で、

谷町5丁目の「グラバー邸」を初めて訪問した。

ここでは、歌手と、ピアノ、アルトサックスの三人

・・・すべて女性・・・の演奏を楽しんだ。そのあと、

ピアノ、ベース、ドラムスのトリオ演奏が続いた。

春の昼下がりの温かい部屋で、眠ってしまった

が、決して演奏が退屈なわけではなかった。


夕方になって、道頓堀の川沿いでの屋外ライブ

を聴きに行った。ノリのいいラテンジャズが繰り広げ

られ、多数のラテン系の大阪人が遊歩道で踊っていた。

春の宵のお祭りに心もウキウキだった。


大阪名物の串カツを食べた後、「学生の頃に

よく行ったジャズバー『バード56』に行ってみようか」

ということになって、道頓堀の裏通りの小さなビルの、

懐かしい、らせん階段を上って訪問した。

昔のままのたたずまいで、初老になったマスターが

「ドド・マーマローサ」というマニアしか知らない

ピアニストのレコードをかけていた。


このフェスティバルのハイライトは、30日に大阪城

公園で開催される「インターナショナルジャズ祭」。

ハービー・ハンコック、秋吉敏子ほか、世界で活躍する

ビッグネームが出演する。あいにく天気予報は雨だが、

魅力的で行ってみたいものだ。