ワールドカップも佳境だが、そんな中、誠に残念なことに、ネイマールが
腰椎骨折により、離脱となった。明らかに相手選手の不必要なアタック
=膝蹴りという卑劣な反則行為によるものだ。
私の記憶に強く残っているラフプレーが二つある。
一つは、イタリアのセリエA、ジェノアに移籍直後にラフプレーの餌食
になった三浦知良。ACミランとの試合、イタリアNO1ディフェンダー、
バレージによる「あいさつがわりの」頭突きで、鼻を骨折したカズは、
のちの長期離脱により、最後までそのプレーの輝きを失ったまま、
イタリアを去った。
もう一つはガンバ大阪のゴールキーパー、本並選手への、浦和レッズ
の悪名高いラフプレーヤーDF、田✖選手による悪質極まりない膝蹴り。
これにより本並は内臓破裂になり、それに気づかずに最後まで
プレーした。最悪の場合、命にもかかわる大けがである。
膝蹴り、頭突き、ひじ打ちの3つは悪質なファウルである。
私のサッカー経験では、いずれも空中戦や球際での接触プレーで、
不必要・不自然なファウルである。そして、いずれも、審判はしばしば
ファウルを取らずに見過ごす。
即レッドカードの、憎むべきラフプレーである。