爆烈QUEST つー

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人生は、冒険だ。


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(2015年10月6日追記しました)


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えー

『MADMAX FURYROAD』
(マッドマックス 怒りのデスロード)

という映画がございまして、
これがとても素晴らしくってですね、

監督のジョージ・ミラーさんも
おっしゃってはるんですが、
こいつぁまるで神話だ、と。

そして実際、これは色んな神話
(主にヨーロッパ圏ですが)を
モチーフにした、設定、
シーンではないか? 
というような部分が
たくさんあったんですね。

というわけで、

「これ、こうなんちゃうのーん!?(大声)」

といった、私見を述べてみようかと、

つらつら書きつらねてみたわけです。

あ、ご興味ない方、映画見てない方、
ネタバレ嫌だわという方は
このへんでサヨウナラ。
わけわかんないと思いますしね。

それ以外の方は、
ちょいと目を通していってみて下さい。


マッドマックス
(FURYROADに限ります)
からイメージされた神話は
主に3つでした。

ギリシャ神話(≒ローマ神話)、
北欧神話、そしてケルト神話です。
他にも当て嵌めることが
できる神話はいくつも
あるのかも知れませんが
取り敢えずは
そのあたりから抽出して
考えてみました。

もちろん、モチーフが、
という程度の話なので、
完全に一致してるわけでもなく
設定同士のブレなんかも
多くあります。飽くまで、
これっぽいな
こうだったら面白いんじゃないか
というヤツ。

ま、神話自体も所詮は伝承、
同じものが全く違う意味で
文献に載ってたりしますものね。
そのへんは悪しからずで
お願いします。
こうなんじゃない?
的なご意見も、コメントに頂けると
当人非常に喜びます。


では、本編はこちらに…
できれば順番にお読み頂くのが
わかりやすいかと存じまーす。


フュリオサ その1

フュリオサ その2

フュリオサ その3

イモータン・ジョー

マックス

ニュークス

バレット・ファーマー

コーマ_ドゥーフ・ウォリアー

その他諸々←追記しました!(2015/10/6)

銀のスプレー←追記しました!(2015/10/6)

お遊び←追記しました!(2015/10/6)



もちろん、僕は全知全能でもなければ
ミーミルの泉で水も飲んでないし、
フギンとムニンもいてないので、
参考文献の偏りなどから、
間違った見解や解釈なんかも
たくさんあると思います。
話半分で読んでみて下さい。
 

庵野秀明監督、一億人が観ているという

特撮シリーズの最新作、シン・ゴジラ。

 

これは観に行っとくべきなんやろなと

映画の日にしばいて参りました。

 

IMAXで(3Dやと思ってて)プワーンと

チケット取ってしまいましたが、

やはりゴジラ、ズシーンとやってくる

4DXで買うべきやったー!

 

と嘆いたのも束の間、3Dなんてないし、

MX4D?は余裕で売り切れてました。

あー。

 

で、後日MX4Dも行ってしまったんですが。

 

ネタバレなしに言いますと

(アリは下の方に描いてますご注意を)

お知り合いの役者さん芸人さん

結構に出てて、嬉しいやら羨ましいやら

でございました。2012年かな?の

庵野秀明特撮博物館の諸々が

伏線になってたのかなーなんて感じも。

 

そこで流れてた「巨神兵東京に現わる」

という特撮短編はCG一切なしだったので、

今回も期待しちゃいましたが

ゴジラはCG、なんスよね~。

中の人も事前には知りたくなかった…

というのは情報社会の現代にゃ

ワガママというものかしら。

 

あ、上記の内容で

もし何の情報も手に入れたくなかったのに!

という人がいらっしゃったら、ごめんなさい。

こういうタイトルのもの読むべきじゃないよ?

と今後のためにも。

 

 

 

てなわけで以下、内容にも触れておりますので

まだ観てなくて細かいこと知りたくない人は

さようなら。ライブとか来て下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どう面白いとか、こういうところが素晴らしい!

なんていうのは色んなところに転がってるんで

そっちで検索して頂くとして、

夏休みの宿題気分で僕の感想をば。

 

 

エヴァと名前

 

BGMを皮切りに、エヴァとのシンクロが

ささやかれておりますが、さとみとミサト、

ヨコ・ン・パターン、でアスカ、だから

英語まじりのオモシロおしゃべりだった…

とかくらいじゃないです?

 

これでも無理矢理こじつけ感ありますもんね。

市川実日子さん演じる尾頭さんが

最後に笑うのも、それまでを鑑みると

綾波レイっぽいっちゃあぽいですけど。

それもなんかなー。高橋一生さんの安田が

NERVのオペレーター二人(青葉と日向)

みたいだとか? …えー?(難色)

 

僕はエヴァンゲリオンは、ヲタク賛美でありつつ

ヲタクを最上級にバカにしてる

(というメッセージの)作品だ

と思ってるんで、君らが喜んでたキャラ

(アスカやミサトさん、レイ)は3次元にしたら

こんなんやでー、という惨酷な天使のテーゼ

なんじゃないかと思いました。

 

そのカヨコが最後にゴジラ、と言い直した

「Godzilla(ガッズィーラ)」は

2014年のハリウッド版で、渡辺謙さんが、

日本人キャラとして一人、“ゴジラ”

と発音してたことへの対比?みたいな

もんなんでしょうか。アンサーというか

リスペクトというか。

そのためにガッズィーラと発音するキャラが

必要だった…?うーん。

 

で、主役的な矢口蘭堂は1998年版に対する

リスペクト(!)として、

ローランド(・エメリッヒ)なんじゃ

ないでしょうかね。最初は知蘭堂っていう

何かがあるのかなと思ったんですけど。

ちゃうっぽい。

 

他のキャラクター、政府要人に関しては

福島県の土地名やらなんやらと睨んでおります。

細かく調べてはないですけど。

大河内、里見、赤坂。東や泉なんてのは

どこにでもなんでアレですけど…違うかしら。

郡山に花森環境緑化アメニティー

という会社もあるみたいです。

環境大臣やとやり過ぎやから、かな~…?

 

 

ゴジラと特撮

 

とにかく最初のゴジラ(第二形態)、

きっしょかったですね。

 

とにかくきっしょかった。

あ、気色悪いのことです。

そういう造りなんでしょうけど、なんや、

敵の怪獣かと思ってました。ゴジラが戦う。

 

第四形態にしても、何あの控えめな

ブランカ(ストⅡ)の大パンチ…

みたいな手は気になりましたが、

体軸のブレなさ、さすが野村萬斎やで!と

ならなかったことは幸いです。

二回目に観たときはちょっと

萬斎感満載かな、とは思いましたけど。

 

シンには新、真の他に神とかも

意味あるらしいんで(あと震とかSin

(罪・罪業・過失…)とか?)神楽や

反閇っぽいイメージもあるんですかね~。

 

のっけは吐き出す液体や、

折り重なるボートとか、CGだいぶあまくない?

と思いましたが、金銭的な問題か、

特撮部分の素晴らしさを醸すために

わざとやったんか、気になります。

 

その特撮部分、“ゴジラはCG”ということは、

それ以外は実写を除いて特撮なんだと思うと

脱帽の上に最敬礼、CGの技術が云々なんて

いやそっちも凄いんでしょうけど、こりゃもう

世界に誇る日本の伝統ですよね~。

「巨神兵~」のメイキング観たらその凄さが

わかるんですが…DVD化とかされてない

みたいなんですよね…。

 

あ、でも新幹線や在来線爆弾はCGか…

(ですよ…ね…?)。トッキュージャーかと

思った在来線爆弾は、初代ゴジラのとき

品川で潰された電車のリベンジでしょうか。

 

米軍の無人攻撃機に対して(地上攻撃が

必要だったのはわかりますが)電車程度しか

無人で動かせる武器がないのか…というのは

まるでB-29に立ち向かう竹槍

のように感じました。ビジュアル的にも。

しかも、たぶん一次作戦で使える、

関東にある殆どの弾丸を全て使い切って、

ゴジラに傷一つ追わせられなかった…。

日本これで戦争して大丈夫なんやろかね?

 

ただそんな自衛隊の、防衛省さえ

困らせた(唸らせた)という緻密な作戦や

リアルな演出は素晴らしかったです。が、

戦車の射程距離には、萌えつつもちょっと、

ビビリました。あんなに飛ぶんですね~。

こわー。

 

そんな無敵のゴジラ、1954年の第一作

見返してみて思ったんですが、科学・技術の

進歩、なんていうのを作品中外共に感じつつ、

そのゴジラが破壊した街はまるで

戦争で焼き尽くされたかのように見えました。

 

とにかく狂気的にゴジラは

破壊の限りを尽くしていきます。

それに対しシン・ゴジラはまるで災害。

人間が攻撃を加えるまで、傷つけるまでは

ただただ移動するだけ。

能動的に破壊を行ったわけではないんですよね。

 

これは戦争のために行われた

水爆実験により生まれた生物であるゴジラと、

原発などから出る放射性廃棄物を介して

出現したシン・ゴジラの差、なんでしょうか。

 

高濃度の放射能=死であることが垣間見える中、

万全と呼べるのか?という装備で最終決戦に

臨む矢口たち。それに対し、

旧作ゴジラの、足跡の中を何人かが

百均のカッパみたいなん着て、

山根博士なんかゴジラの付着物に

素手でガンガン触ったりしてて、

もはや滑稽でさえありました。

それだけ、認識が変わったんやなー。

 

原発の暗喩でもあるシン・ゴジラ。

それに立ち向かった矢口たちと同じように、

今でも放射能の恐怖に晒されながら、

福島第一原発などで働かれている人が

実際にいるわけで、それを想うと…。

仕事ですから、言われましても、ねえ…?

 

 

正直、怪獣映画の醍醐味として、

ゴジラには、もっと破壊の限りを尽くし

庶民の阿鼻叫喚を…と思っていたんですが

シン・ゴジラでそれは叶いませんでした。

結局バコバコ壊してんのが

人間やったっちゅうね。

なんだか因果な気がします。

 

旧ゴジでは破壊された銀座和光ビルや

松坂屋の方々は縁起でもない!

と激怒したそうですが、現代やったら

ゴジラにぶっ壊してもらえたで!

みたいになってるんでしょうかね~。

 

特撮とCGは、ある意味この映画のコピーである

「現実対虚構」でもあるんだと思います。

日本はこれだけやれる、ということでも、ある。

ただこのメッセージ、映画の主題

でもあったのかも知れませんが、

僕は眉唾だと思っています。

もう今の日本じゃ無理だ、という意味にも

感じてしまいました。それはまた後程。

 

 

小ネタについて

 

冒頭、両生類ゴジラ?が呑川を遡上するとき

にある「ジャック&サリーねこ病院」の看板。

ジャック&サリーといえば

ティム・バートン監督の

ナイトメア・ビフォア・クリスマスですが、

正に現代でも悪夢の如く、クリスマスを

正確に理解できなかったジャックみたいに、

平和を曲解している輩ばかりかも知れんのやな

なんて思っちゃいました。

 

クリスマスのことを

楽しそうと思ったジャックがサンタクロースを

「サンディ・クローズ(鋭い爪を持つ男)」

という名前だと勘違いしたように…。

 

とまあ、んな感じで最初のお役所弄りが

ありましたが、大河内首相が

ゴジラへの攻撃許可を出すの出さんののあたり

めちゃ面白かったですね。

 

一度攻撃命令を出してからは、まるで

箍が外れたかのように、攻撃許可出しまくる

っていうね。あれは首相としての成長

ではなくただの増長じゃないかしら。

足元掬われるやつの典型やわー、って感じ。

 

エレベーター内で特命担当大臣

(劇団カクスコの中村育二さん)と

…矢島健一さんかな?の楽観視に

矢口氏の怒気を孕んだ窘めが入りますが、

それこそ津波が来ても殆どの人が逃げない

という楽観死の揶揄

は強かったように思えました。

 

ゴジラ来襲によるパニックも、

街が破壊されるまではなかったですしね。

後半は一般市民がゴジラを見上げる

というシーンもまるで存在しないので

どうにも圧倒的なゴジラに対する

絶望感というのが希薄に感じられましたが、

感情を出来るだけ削いだ役者陣の演技含め

そういう演出だったんだろうなと思うと

こちらの補完力を要した作品でも

あるのかも知れません。

 

ゴジラを凍結したときも

やったー!言いよりませんでしたもんね。

それは日本人らしさとか、リアルな演技

とかではなく、貴方はどう思いますか?

だと僕は思いました。

こんなに上手くいくと思いますか?

作戦遂行中に違和感、改善点、代替案、

考えてみましたか?みたいな。

 

専門家が専門分野で頑張るというのに

政治家やら学者やらしか

出てこなかったことに不満を感じる

みたいな感想も見ましたが、

ニュースの流れる電気屋(テレ東かしら?

一局だけアニメでしたね)で制服着た店員さん、

あれ?逃げへんの?逃げてへんの?

というところにも、いわば

プロフェッショナル魂描いてたんちゃう?

なんて思いましたよ?

 

むしろアルマゲドンやらみたいに、

ちょいとした能力に特化した一般人

みたいな奴が入って来おへんかったのが

リアリティでもありましたけどね。

 

今を生きることが、今を生きることだけでは

ないんだ、という根回しなんかも

希望でも、希望的観測でもなく、

当然のこととして描かれていて

潔白そうでいてそうでない矢口の

業が垣間見えてよかったです。

 

生きていくための利便性を突き詰めた結果

死のニオイのする原子力を使うようになる。

極から極。

色んな人のブログとか感想読んだりしてると、

それに痛烈なコメントつけてる人がいらして、

するとさらに、そのコメントに対して

より強いヘイトが生まれていたりもして。

これもまた、ゴジラなんじゃないか…

と思ってしまいました。

熱核攻撃か凍結作戦か、

という二分の対照、なんでしょうか。

 

その凍結作戦は「ヤシオリ作戦」

と名づけられますがこれはスサノオが

ヤマタノオロチを退治したときに

呑ませたお酒のこと、てのは色んなところで

呟かれております。ヤマタノオロチも

災害(洪水)の象徴でしたから、言い得て妙、

ヤシオリの酒を造ったアシナヅチ・テナヅチは

蛇神とも言われているそうなので、

蛇の道は蛇ってことなんでしょうかね。

 

オロチの腹は血でただれている

ともあるので、第一形態からゴジラは

血のような何かを噴き出していた時点で

想起させるもんやったんでしょうね〜。

 

ポンプ車も、オロチを斬った剣、天羽々斬

(アメノハバキリ)と呼ばれていました。

ま、名前はついてることに意味がある、

と言っていたように、名前自体に

意味はないのかも知れません。

キャラクターにしてもそうですが、

シン・ゴジラと呼ばれている映画も

それはただの名前に過ぎないのかも。

 

 

まとめ

 

IMAXの大きな画面で観た時、

最後の決戦に向かう同胞たちに発した

矢口の演説は、まるで映画館に集う、

若者たちへの言葉かのようでした。

本当に日本が危ない今、

ゴジラを倒す人間を選ぶのは

君たちなんだよと。

 

何の技術も知識も覚悟もなく

椅子に座って口を開けてスクリーンを眺める

それしか出来ない人間にも

小さな力があるんだよと。

 

前半のポリティカルドラマパートから

やけにシリアスに、それでいて無感情に

起伏していくラスト。テロップがなければ

言葉さえ理解できなくなってきている

といわれている現代人に、

ヤシオリの酒かとばかりに

テロップを注ぎ込んでくれてもなお、

感情の起伏やわかりやすい人間ドラマが

欲しいなんて言うのですか?

 

ゴジラを倒した、のではなく、

ゴジラは未だそこに存在している。

ヤシオリ作戦に対し、単純、バカみたい、

中身がなんなのかわからない、

そんなもので安堵していいの?

というような感想もあがっていますが、

それは福島原発の話ですか?

 米軍に対し、ゴジラより大変だ…という台詞も

ありましたが、その力は本当に

人間が抑制し得るものなんでしょうか。

 

ゴジラを倒したという実績=天叢雲

を持って矢口はいずれ首相の座に

座るのでしょうか。その時カヨコは

大統領になっているのでしょうか。

そして2人はイザナギとイザナミとなって

新しい日本を生み出すことが

出来るのでしょうか。

 

未来の大人たちに向かって言葉を遺した

シン・ゴジラ。

そういう作品だと僕は思いました。

たかが映画。

全てはエンターテインメントなだけ

なのかも知れませんが、

僕はそうやってこじつけて観るのが

趣味なので、好きに論じてみました。

 

さあ、きみも好きにしろ。

 

てな感じですわな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もちろん、伊福部先生には

全力の土下寝で感謝の意を。

です。