インテリアといえば大切なのがカーテン選び。
部屋の大部分を占めるので、カーテン選びはそれによって部屋の印象ガラリと変わることになってかなり違ってきます。
そこで今日は絶対に成功するカーテンの選び方のポイントをご紹介したいと思います。
それはカーテンの周りの壁と限りなく同じ色のカーテンにすることです。
これは建築家小林もよさんのお宅。
こうすることで、壁と窓との境いがなく、全体が広く見えて快適な空間を演出します。
壁とカーテンを一緒の色にすることで、私達の脳がつながった空間だと感じ、錯覚を起こすわけです(笑)
もう、十数年前になりますが、学生時代、女子だけが入居できる学生マンションに住んでいたことがありました。
100人以上住んでいるそこのマンションは間取りがすべてワンルーム。ユニットバスと小さなキッチンがついていました。
家具はすべて備え付け。ベットの位置や机の位置までも、100件全て同じでした。
だから、友達の部屋に遊びに行っても、自分の部屋にいる錯覚を起こすくらい、印象が同じ(笑)
でもそんな中、一つだけ大きな違いがありました。
それは窓にかかっているカーテン。
これだけは、入居している学生が自分自身で好みのものをつけることになっていて、カーテンの選び方ひとつで部屋全体のイメージが違っていました。
青や緑といった濃い色のカーテンをつけている学生の部屋は落ち着いて見えるのですが、狭い印象。
実は、当時の私の部屋は濃いグリーンのカーテン。
ただでさえ狭いワンルームマンションなのに、重厚な緑色とゴブラン織りのどっしりとしたカーテンの質感でかなり圧迫感がありました。
でも一方で、クリーム色や白のカーテンを選んでいる友人の部屋は、少し広く見え快適そうでした。
この経験をして以来、狭い住宅では、大きな面積を占めるカーテンの色は壁の色に合わせるのが一番と思うようになりました。
一般的に日本の住宅の場合は、わび・さびの影響もあり、欧米のカラフルな壁の色と違って、ほとんどが白やベージュ。
だとしたら、壁の色にあわせてカーテンの色は同じ白やベージュにするのが一番!なのです。
そうすることで、壁全体が広い印象になり快適さが生まれ、実際よりも少しだけトクをしたような気分で毎日が過ごせるようになります。
最後に、こんなに広いリビングでも、カーテンと言うか窓辺のブラインドは壁の色と同じにしている例をご紹介。
以前、美生活でご紹介した七里ヶ浜のお宅です。
吹き抜けのリビング。こんなに広くても、ブラインドは白。