有名なお店のマカロンを頂くと、がっつりと中身が詰まっていますよね。マカロンコック(クリームを挟む皮のことです照れ)とクリームとの絶妙なハーモニーが口の中で溶けてホロっと崩れると、もうそこは夢の世界おねがい(何かのCMみたいですね照れ)でも、何かスカスカして空洞ができたマカロンも出来上がったりすることがありませんか❓夏休みにちょっと研究してみました。こちらは焼き上がったマカロンを切ってみたものです。

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けっこうぎっしり詰まってますよね。
私の2台のオーブンうち、1台はガスオーブン、もう1台は東芝の石窯オーブン(電気オーブン)です。お菓子を焼く時には、それぞれ特徴があるので、例えばシュークリームなどもガスではパリっと焼き上がり、電気ではどちらかというとふんわり焼き上がります。この写真のものは電気オーブンで焼きました。
マカロンコックを焼き始めて、まずは乾燥させた表面が押し上げられたあとに、中身の焼成が始まります。
その焼成が不十分だと生焼けで空洞ができたり、逆に火力が強すぎても膨らみすぎて空洞化が起こったり、マカロンが難しいお菓子と言われる所以です。

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若干 空洞があるマカロン。これは焼成が十分でなかったものです。焼き色がつきやすいお菓子なので、十分な時間を取らずに焼いてしまうことがあると中がしっかり焼けないのです。
よく下火が強すぎないようにダンボールなどを敷いて調整などもされるケースがありますが、最近のオーブンは熱対流で全体に熱がいきわたるようにできていたり(石窯オーブンがそうです)よくできているので、私はそういったことはしません。
なので、やはり焼成時間と作業工程のマカロナージュに一番気を使っております。マカロナージュが十分でないと気泡ができやすくなって結果空洞化も起きやすいし、やり過ぎると泡を潰しすぎて膨らまないただのメレンゲのお菓子…
焼成時間は以前にもブログに書きましたが、余熱利用でも生焼けを回避することができます。薄い色のマカロンを作られる時は焼成時間後2〜5分の余熱を試されてみてください。
また、私のマカロンは殆どが天然色素のマカロンなので、人工色素使用時よりも、ちょっと注意が必要です。

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派手さはないですが、とても美味しく頂ける天然色素使用のマカロン。グローブやシナモンを使った チャイ風味に仕上げましたおねがい中身、ぎっしりです(笑)
お菓子は大抵がマニュアル通りに進めると上手くいくことが多いですが、マカロンはご自分のオーブンのクセとマカロナージュのタイミングを熟知することが成功の鍵だと思います。
因みに私はパティシエさん出身でもなく製菓の専門の勉強を何年も重ねた訳ではないのですが、何年も家庭の主婦をやってきて、美味しいお料理を作ろうと頑張るのと同じ様に、美味しいお菓子を作りたいと思ってあれやこれややっていますウインクなので「主婦目線」でやってみた「お菓子な科学」を時々ブログにあげていきたいと思っております。

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