「河童!」の巻 | ブログ 走攻 (SoCo blog)

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主に、音楽に纏わる事を綴るつもりです。
何を食べただ、景色が・・・とかなblogではありません。
(とかいって”お花がキレイ~!”とかUPしてたらゴメンナサイ)

2017.8.17 @川

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河童を見た…わけではございません。

 

いや、前世の話です。 

 

自分は前世では河童だったのではないだろうか…なんてことを、今年の夏特に思ったりしたもので(暑さで頭がヤラれたか??)。

 

 

きゅうりが大好き(もちろんカッパ巻きも)で、そして何より泳ぐこと、水の中が大好き過ぎて、今までの人生において幼稚園から習い始めたスイミングに始まり、

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プール、海(ダイビングのライセンスも取ってみたり)、

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(タイのプーケットでダイビング!)

川、湖、

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(琵琶湖 近江舞子大好き!)

と場所を問わずにがんがん泳いできました。

(世間の荒波の中も、か?いや、それはすいすいとは泳げず、溺れかけ、もがきまくっている状態か?!)

 


中でも、川で泳いでる時がよりテンションが上がる傾向にはあったんですが、なぜか今年の夏、その「川で泳ぎたい欲」が異様に高まりまして、川がオレを呼んでるとでもいいましょうか、騒動に突き動かされ、とにかく泳げる川を求め、幾度か彷徨いました。

 

彷徨う、というのにはわけがいくつかありまして…。

 

 

と、その前に、まず、そもそもなぜ川が好きなのか、という理由を挙げておきますと、1番はやはり『べたべたしない!』です。

海、海水と違い、川、淡水はもちろん塩分を含まないので、べたべたせずさらさら!もちろんしょっぱくない。

 

当たり前のことですが、僕にとってはこれ結構重要なポイントで、海は入った後シャワー浴びずにそのまま移動するのはかなり厳しいですが、川は問題なし!

逆にさっぱりなんかもしたりして、そしてまたバイクで次の最適な泳ぎ場を求め移動!

海は砂浜で砂まみれになりがちですが、川は石、岩場の川原が多くその心配はほとんどなし。冷えたらそのまま近くの温泉へ!なんてこともできちゃいます。

といった具合に、とにかく快適なのです!

 

そして、『自然の醍醐味がより味わえる!』のもその魅力です。

泳げるような川は、山あいが多く、風光明媚、水の美しさ、冷たさ、流れ、深さ、魚、生物などをダイナミックに感じれます。

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(小魚見えてます!)

 

 

が、ここで、先ほどの彷徨うというところに繋がってくるんですが、そのような川ならではの良さを堪能するためには、自分的にはですが、色んな条件をクリアしなければならず、満たされた泳ぎ場を追い求め、探し当てるべく彷徨うのです。

 

自分的にはというのは、(そんなの探さなくても各地にあるじゃん!)と思われた多くの方がいらっしゃるのでは?と思ったからですが、それらの多くは、「キャンプ場」が併設された川場なのです。

 

川は海や湖と違い、浴場、水泳場といった区域があるというよりは、キャンプ場と遊泳もできる区域がセットになって管理されているような所が多く、そういった場所では良い環境に加えて整った施設なども使えたりして、大変便利なわけです。

 

ということは、はい、すなわち、ファミリー層の方々はじめ、多くの人たちが利用され、泳がれ、遊ばれているということになります。

 

そして、川では、海、海水浴場ほどの広さがもちろんあるわけではありません。

わりと限られたスペース内で楽しむといった具合です。

 

そこに1人でジャバジャバ入っていき、本気泳ぎをがんがんやったり、知らない子供たちにまじって、後ろに並んで順番を待ち飛び込みができるほど、残念ながら僕にはそこまでの肝っ玉はすわっておりません。

 

となると、誰に気兼ねすることもなく、伸び伸び泳げる場所、というのを自分で見つけ出すということが、僕が求める川泳ぎ的には必要となってきます。

 

 

しかし、これがまた川ならではの幾つものハードル、難しい条件が存在してくるのです。

 

列挙してみますと…

 

*流れが比較的穏やかそう(危険度が低く)で、かつ飛び込めそうな深さがある所もあり、川幅も狭すぎず広すぎず、そしてなおかつ水も澄んでいる!そして人がいない!!

 

・・・なんて場所を見つけ出すのは最盛期には相当至難の業!

 

比較的安全そうで楽しそうな場所というのは、先ほども述べたように、すでに管理された場所になっている場合が多く(ま、そうなるのは普通の流れというか、当たり前っちゃ当たり前ですかね)、

手付かずに近い、自然の中で見つけ出すのは、わりと難しく(だからこそ絶好の穴場スポットを発見できた時の喜びもひとしおで、面白くもあるわけなのですが)、また、そういう場所の情報はこのネット社会、SNS全盛の時代の中にあってもなかなかあがってこないのが実状で、そりゃそんな穴場を人にはあまり教えたくないですよね。

(さりげに自慢はしたくても??)

 

もしSNSに場所などの詳細をあげたりすると、人が集まりだし、穴場ではなくなってしまう…そういった性質をはらんでいるのが、泳げる綺麗な川、清流スポットではないかと思います。

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(穴場であり、熊場でもあります。)

 

なので、自分の足で探し回って見つける。

それには小型バイクの利便性が最適だと僕は思っています。

 

 

そして、(おっ!ここら辺良さげだ!)と思ったけど、先客がいたら、そこは占有権的と言いますか、早い者勝ちのようなところが川にはある、かな?とも思っていて、他、近くなどをあたります。

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(ここにはよう下りて行けんすわねぇ。良さげやったんすけどね〜。)

 

あとこれは綺麗な川ならではのことだったりするんですが、そういった場所には近くに釣り人の方がいる場合も結構多く、(泳いでる人は誰もいないんだけどなぁ、ここで泳ぐと魚を逃がすことになるだろうから泳ぐわけにはいかないかなぁ)と自粛します。

(漫画「釣りキチ三平」では、三平少年が敢えて泳いで、魚を別の場所に集めて釣る、なんて離れ業をやってのけていたような記憶もあるんですが、それを僕と見ず知らずの釣り人との間でタッグを組んでやってみせるというのも・・・ですよ、ねぇ~。)

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(下りてったら釣り人さんいてはって、断念しました↓泳ぎたかった〜。)

 

 

それと、飛び込める箇所や、小さな滝、天然のスライダー的な遊び場なんかもある面白そうな場所には、地元の少年たちがいる、という場合もわりと多いですね。

 

混じらせてもらって楽しむか、或いはそんな少年たちもなかなか歩きなどでは行きにくそうな場所までバイクで探索するか、とかですかね。

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(岐阜県長良川!この時は地元民含む仲間4人とだったので、地域の子供たちにまじらせてもらい楽しみました!)


 

そう、根本的なところですが、僕はちゃぷちゃぷ川遊びがしたいのではなく、いうなれば大人の川遊び、というか「川泳ぎ」を楽しみたいのです。

(キャニオニングでしたかね、にも興味はあるにはあるんですが、できれば自分で発見、開拓したいという欲もあったりで。)

 

 

*泳げる期間が短い。

泳げるような川はご存知のように水温が低めで、冷たい場合が多いです。

 

真夏日などにはめちゃくちゃ気持ちいいのですが、夏日ぐらいだとちょっと泳ぎ出すのに勇気がいったり、そんな長く泳いでられなかったりという一面もあります。

(ラッシュガード?ウェットスーツとか装備をしっかりしていればもちろん別なんでしょうが、僕はできれば直肌で川を感じたい派ですかね。)

 

それに山間部というのはわりと涼しいものです。

 

以上のようなことから、川で泳げる期間というのは実はそこまで長くないと思っています。

 

僕の見立てでは7月の海の日あたりから、お盆過ぎぐらいまでが適した時期で、中でも7月末から8月前半あたりの2~3週間ぐらいが最高に気持ち良い時期なのではないか、というのが個人的な見解です。

 

ただでさえ短い夏のさらに短い期間だけ心の底からおもっきり楽しめる。それも、より川が恋しくなる理由かもしれません。

 

 

*危険が伴う。

今年も悲しくて、とてもやりきれない水難事故のニュースを数々目に耳にしました。

 

実は川泳ぎに行った帰りに、大阪府内で通った川沿いの道で偶然川遊びをしている学生らしき子たちを遠目に見ました。

(この川でも遊ぶものなのか)と少し驚いたことを覚えているのですが、その日の夜のニュースで、同じ川で水難事故があったと知りました。

僕が見かけた子たちかどうかは分かりませんが、胸が締め付けられるような気持ちになりました。

 

僕のように1人で川へ赴く者はより細心の注意を払わなければならない、と頭では十分分かっているつもりでいても・・・です。過信禁物。


 

 

そういった条件下の元、川を堪能することに成功し、町、都会(奈良市内とか大阪)にバイクで戻って来ると、アスファルトの照り返しや、渋滞での車の排気ガス、所謂コンクリートジャングル、ヒートアイランド現象的だったりで、夕方近くにも関わらず大抵マジでクソ暑く、嗚呼ここら辺に泳げる川があったらほんまにええのになぁ、う~川行きたい~!ってまたなるという、ある種、悪循環的とさえ言えるかもしれません。

 

そしてまた、この夏あと1回だけ自分的に未開拓の川場になんとか巡り合いたいと、川泳ぎハンター的にバイクを走らせるのです。

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しかしなぜそこまでして川で泳ぎたいのか?!

 

う~ん、自分でもよくわからないんですよねぇ。

 

だから、河童の生まれ変わりなのかもしれない、なんてことを冗談半分的にも思ってみたり。

 

河童の川流れだけには決してならないよう、そして、皿的になることだけは絶対ご勘弁、そう願うばかりなのであります!

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