先日、ジェルで爪が傷むのか?という記事を書きましたが、皆様はどのように感じられましたでしょうか。
ジェル=傷む、はちょっと違うかな…
というところが上手く伝わればいいのですが。
そんな中、つい先日、爪がペラペラになる、というものを体験しましたので、今回はそこについて書いていきたいと思います。
このような記事を書いている私ですが、実は「ジェルで爪がペラペラになる」というのはほぼ体験していませんでした。
(自身で強制的にペラペラにする事はあります)
ただ、ペラペラになる、というのは普段から行っているサロンワークの中で容易に想像出来るものですので、こうして記事にしています。
私は、普段のサロンワークの中で、ペラペラにならないように、そして爪が極力傷まないように、というのを重要視して施術を行っています。
そこを無視した技術では直ぐに爪はペラペラになってしまうでしょう。
私自身の実験や研究により、爪が何だか薄くなったなぁ…、という事はあっても「ペラペラ」というのはなかなか体験していませんでした。
そしてこの度その「ペラペラ」を体験する事が出来たのでした。
皆さんはペラペラになるなんて体験はしたくはない事でしょうが^^;
厳密に言えば、「ペラペラになる工程や技術」を体験出来た、というところです。
では、その体験をお伝えしていきたいと思います。
お時間のある方はどうぞお付合い下さいませ
まず、今回は私自身が付けたジェルネイルをオフしてもらうところからスタート。
担当していただいたのは、某ネイルサロンのお若くて可愛らしいネイリストさん。
私の地爪は長さもそこそこあり、長さ出しもしていましたので、オフもそれなりに時間等も掛かる事を予想していました。
まずこの付いているジェルネイル表面を削るところからオフは始まります。
担当のネイリストさんが一生懸命削ってくれますが…
早速ここで実感しました。
私の心の声:「あ〜…」
私の心の声:「これじゃぁ爪傷むなぁ…」
そう、スタートして直ぐに、傷むだろうという技術を実感しました。
ここでネイリスト側が考えなければならない事がいくつかあります。
「いかに安全に早く無理なく削れるのか」
そこを考えず、とりあえず削る、という考えで行っている場合、爪にダメージがくる恐れがあります。
これは、サロン側から『早く終わらせなさい』と教えられたネイリストさんに多いかもしれません。
数をこなさないといけないサロンですと、スピード重視になりがちで、この削る工程を機械でガンガン行ったりして所要時間の短縮を考えます。
もちろんそれで安全で無理のない削りならいいのですが…。
今回私が体験したのは、機械での削りではなく、手作業で行うものでしたが、手作業だから安全とは必ずしも言えません。
手作業でも、考えながら行わないといけないことが多くあります。
もちろん手作業だからこそ細部まで気付ける事も多くあります。
せっかく手作業で行うのなら、極力地爪の事を考えた施術を行うべきだと思っています。
この一通りの削りを終えた後は、ジェルを溶かす為の溶剤を爪の上に乗せていきますが、ここでも「んん~?!」と思えるような事がありました。
まぁ、それはとりあえず置いておきます…
そして、その溶剤で溶け出したジェルを、今度はこそぎ落とす作業です。
あんなに削ったのに取れてないの?
といった具合で、再度削り、また溶剤…。
これを更にあと一回繰り返してもらいました^^;
それでもまだ…という感じで、再度溶剤をのせようとされていたので、可哀想になり、そして、いい加減もう良くないか?
という気持ちもあり、私から声を掛けました。
「もうそのままジェルを乗せていいですよ」
と…。
これ以上やると地爪なくなる…
とも思えたので
この止めた時点で、私の地爪は既に赤々としており、見た目にも薄くなったのが分かる程です。
そう、ここまでの工程で、
もう地爪はペラペラなのです。
このあと、ジェルネイルを新たにのせますが、のせてしまえば爪の薄さなんて気付けなくなりますので、一般のお客様なら、まぁいっか、となり得ます。
しかし、私は知識もない一般的な素人ではありません。
ですので、この薄くなった地爪が気になって仕方ない状態で終了しました。
私の地爪は元々強めで、薄くはありません。
それがこの一回の施術でかなり薄くなり、赤々としてしまいました。
これが通常のお客様だと考えると…
お客様は、毎回のこの作業により地爪を犠牲にかわいいネイルを手に入れている、という事になります。
他店様からお越しのお客様からチラホラ聞かれる「ジェルを取ったら地爪が薄くペラペラになった」という言葉。
(当店をご利用いただいているお客様からは聞かれません)
これって、こういう事なのか…
というのを今回たまたま体験させていただきました。
なるほど…
という感じです。
セルフでされる方もオフの際は十分注意をして下さい。
まとめ
ジェルで地爪がペラペラに?
という現象は、
のせるジェル自体が爪をペラペラにする訳ではない。
ジェル自体が爪をペラペラにするというものではないが、ジェルをのせる、取る、という工程で行わなければならない作業により爪にはダメージが多かれ少なかれ発生する。
それ以外に考えられる要因は、
○付けたジェルネイルに過度の負荷が加わり、地爪が耐えられず爪表面がもっていかれる。
これは、例えば
普段の手の扱いが激しめな方、引越し作業、仕事上ダンボール等を扱う方、極端に長さがある方、よく爪をイジイジされる方、無理に剥がす方、などの指先に負担の掛かる事が多い場合。
○すぐにジェルが取れたり浮いたりする場合。
こういう場合は、またすぐにジェルを乗せ直すことになり、再度お爪にダメージを与えてしまいます。
その為、一度ジェルをのせたら約3週間〜程は付替えをしない方が望ましいです。
いかがでしたでしょうか。
地爪を犠牲にしなくてもジェルネイルは楽しめるはずです。
地爪を大切に、ぜひネイルを楽しんでいただきたいと思います。
今回は、私自身が感じた「爪が傷む」という内容について書いてみました。
長々とお読みいただきありがとうございます。
ご感想などいただけると嬉しいです。
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by Nailist.yuki
nailist.yuki
JNA認定講師
PREGELエデュケーター