先日紹介した防災セットに入れている、
携帯浄水器の「ソーヤーミニ」を使ってみる事にしました。
今までなんとなく勿体無くて使った事が無かったのだけど、いざ使う場面に出くわしたとき、
はたして本当に使えるのかを実証するために
今回は飲み物を持たないで出かけてみました。
目指すのは、小田深山渓谷。
そう、めちゃめちゃ綺麗な渓谷。
川の水といえどもめちゃ綺麗。
初めて川の水をグビグビ飲もうというわけなので、一番無難に飲めそうな小田深山を選びました。
その前に…
ソーヤーの濾過能力について少し調べました。
0.1ミクロンの中空糸膜という濾過膜が使われているそうで、除去の対象は、
◯寄生虫や原虫(エキノコックス、アニサキス等)
◯細菌やバクテリア (大腸菌、チフス、コレラ等)
という範囲に該当するそうです。
それより小さな物質、例えば
×ウイルス(コロナ、インフルエンザ等)
×化学物質(農薬等)
×ビタミンミネラル
×イオン
×水に溶けた金属
といったものまでは除去出来ません。
なので、ソーヤーで濾過して飲める水は、
◯出どころがわかる
◯化学汚染されていない
◯飲んでも死なない水
って事が前提条件です。
例えば、
◯上流に怪しい工場の無い川
◯核戦争が起こっていない時の雨水
◯山水、沢水
◯伏流水の湧水池
などです。
魚や生き物が普通に生きている池や川なら大丈夫みたいです。
私が思う判断基準として、
子供が入って潜って水遊び可能な水準の水かどうか?
と考えると分かりやすいかなと思いました。
というわけで話を戻しますね。
このソーヤーミニを携えて、
飲み物を持たずに小田深山へ向かいました。
だいたい家から1時間半くらいかかるので、
到着する頃には、ちょっと喉が渇いてきました。
小田深山渓谷の入り口に、モダンな何かがあった!
なんだろう?
ガリバートンネルみたいな形で不思議。
雨上がりの小田深山。
水は結構多いです。
こんな綺麗な川です。
そのままでも飲めそうなくらい。
遊歩道をてくてく歩いて、
お気に入りスポットへ向かいます。
アカハライモリ発見。
可愛いお花発見。
雨模様の天気だからか、観光客はゼロでした。
釣りの人がチラホラ居るくらいで。
これからさっそく、川の水を飲みたいと思います。
付属の水袋で汲もうとすると、ぜんぜん入りません。
なので、奥に見えるペットボトルを川に沈めて一度汲んでから、水袋に移し替えました。
その水袋を絞ると、濾過された水が出てきます。
では、さっそくグビグビ飲んでみます
さすが小田深山、美味しいお水です。
山でよく飲む湧水の味です。
あとは、お腹が痛くならないかですね。
(その後誰もお腹は痛くなりませんでした)
では、今度は濾過した川のお水でお昼ごはんのラーメンを作って食べます。
乾燥野菜とウィンナーを持ってきました。
ラーメンを作ってる頃から、パラパラと小雨が降ってきました。
雨が降ると、
緑も水も生き生きと濃くなります。
緑と岩と清流に囲まれて、
自然と一体化したような気持ちになります。
雨が降っていたけれど、木々の下はそれほど濡れなかったし、気持ちいいので暫く遊びました。
子供達も、生き生きしますね。
最後に、良い感じの岩を見つけて長男が眺めてます。
早く外岩登り、やりたいね〜
というわけで、無事に携帯浄水器のソーヤーミニを使う事が出来たのでした。
ソーヤーミニには付属の洗浄器が付いているので、汚れをたくさん濾過した後は逆噴射でフィルターを清掃する事が出来ます。
洗浄しながら使えば最大38万リットルもの水を濾過する能力があるとのこと。
これからは積極的にアウトドアで使ってみたいと思いました。
水ってとても重たいので、現地で飲み水を調達出来るのは素晴らしい利点だと思います。
↑付属の水袋の耐久性が低そうなので、
こういった別の水袋を使う事もできます。
口はペットボトルと同じ径です。