↑前回書いた、

旧式登山靴を履いてみたいけど
なかなか履く勇気が出ないまま数週間が経ちました。


片足1kg近くもあって重たいし
固くて分厚い革で出来ているし
歩いたら足が痛くなりそうで
ちょっと怖い


慣れるまで時間がかかりそうとは知っているけど
慣れるためにも履いてみないと
いけないわけです。



とあるお天気のいい休日。

旦那と子供達は
昼からどこかクライミングジムに行ったので
私1人、登山靴を眺めていました。





よし。

履いて出かけてみよう。


まずは
足を保護するためにもウールソックスを
2枚準備。





足全体には更なる保護の為に

ワセリンを塗りました。


(ワセリンを塗ると靴擦れ防止になります)





原付でふらーっと
田舎道を走りながら
たどり着いたのは谷上山(たがみさん)。

歩く距離が短いから
もしも「足が痛すぎてムリー!」
となってもすぐに引き返して来れると思い
ここへ来ました。


ちなみに私の原付は後輪がフットブレーキなので
ゴツい革靴だと感覚がわからなくて
慣れるまで運転が少し怖かったです。




初めて大地に降り立ちました。




恐る恐る


木立の中を進みます。


足が痛くならないと、いいなぁ。




登り、20分くらいでしょうか。


全く問題ありませんでした。




はじめは、足首が固定されて重たいし

スキー靴みたいに違和感ありありだったけど


少し慣れてくると


安心感のある安定した歩行ができました。




最近の傾向として、


こんなふうに足をがっちり守る靴よりも


足裏感覚を磨き、筋力を強化して

正しい姿勢で地面を感じながら歩くのが

今の山歩きの一つの風潮でもあります。


人間は本来そうやって

足裏で大地を掴んで歩いていたからです。

山仕事の人は地下足袋で山を歩いていたりしますしね。



ですから、トレランシューズで山登りしたり

サンダルで山を走ったりする人も居ます。





だけども。



サンダルや地下足袋で

山を歩いたり走ったり出来る人は


健康志向で身体能力が高く

日常的に足を鍛えているんだろうと思うのです。


足が強いから捻る心配もなく

身体の使い方をよく熟知しているから

どんな場所でも思ったように足運びが出来るんだろうなと。



それに引きかえ…


私は残念ながら

ぬる湯に浸かった


ザ!現代足。( ;∀;)


車社会の申し子です。。


悲しいかな、そんな研ぎ澄まされた筋力を

このヘタレ足に宿そうなんて

不可能にも程があります。(-_-:)



私のような不安定極まりない

現代足には


足をしっかりと守ってくれる靴に

しっかりと頼って山に行くのが良い


と、思う次第であります。






今回歩いてみて思ったことは。





意外と、足痛くないぞ!


まだ革がとっても固いから

若干当たるところは確かにある。


でも、思ったほどじゃなくて安心しました。


下りがとくに

なぜか足が気持ち良くて

足が包まれてる心地よさに感動しました。キラキラ



これとは違うけれど

巣鴨のゴローとか

安藤製靴とか

山幸とか


調べたら、昔ながらの職人さんが作る

革の登山靴のニーズは

まだまだ根強いようです。


修理しながら長く愛着を持って履き続けられる

革の登山靴を愛用する人は

少数派にせよ

存在し続けるのでしょう。




というわけで、

次は「我らが皿ヶ嶺」で
試してみたいなーと思ってます。(o^^o)

この靴で無事に皿ヶ嶺を歩けたら
またご報告しますね♪