こんばんは。
今日はダラダラっと長男のスポーツのことを
独り言のように綴りましたので
興味無い方はスルーしちゃって下さいね〜



このところ週末はいつも子供のクライミング関連のイベント事が続いておりました。


だんだんコンペの雰囲気にも慣れてきた長男。
はじめの頃みたいに、自分の番が来て
緊張してテンパっておかしな行動に出るなど
謎のミスが無くなってきました。

いきなり課題に取り付くんじゃなくて、
ある程度の時間を割いてオブザベ(課題を見て登り方を検討する)してるし、
実際に登ってみて上手くいかない時は、
違うやり方を試してみるとかして
制限時間を気にしながらも冷静にトライしているように見えます。

私もドキドキしながら応援するけれど、
彼なりに考えて登っているようなので
変な冷や汗をかくことなく
ある意味安心して見ていられるかなぁと思います。

安心といっても「この子なら登れる」っていう意味の安心じゃなくて
「きちんと今の実力を出しきれてる」って意味の安心ですね。
登れなくてコテンパンにやられる課題もたくさんあって、手も足も出ないまま終了ー
なんて事もザラです。

でもそれも経験。
課題との出会いは彼の血となり肉となってるのだなぁとつくづく思ったりします。



話は変わるんですが、
ジムでひたすら練習に専念するスポーツが
クライミング(インドアの)なので
陸上競技と似ていて、いつも自分との戦いなんですよね。

もくもくと1人で自分を鍛錬してる。
もちろんライバルでもある「仲間」はいるけれど
チームプレーじゃないので、孤独なスポーツかもしれない。

周囲にキッズのクライミング人口はとても少ないと
前にも書いたかもしれないけれど、
先日、うちの子がクライミングを始めた頃に知り合ったキッズが、
この度クライミングをやめることになった事を知らされました。

ジムでキッズに会うことが珍しい
クライミング事情。

このお友達に出会えた時は子供本人も大人も嬉しくて、
毎週行く曜日を約束して一緒に登ってましたっけ。

彼は、球技のチームスポーツに目覚めて
孤独なクライミング練習から心が離れてしまった事がやめた理由でした。

ここまで親も頑張ってきたから
子供がやめるとなった時には寂しかったでしょう。
でも結局は子供のやる気の問題だから仕方ない。
もちろんやめる決断は親にとっても子供にとっても簡単ではなくて、
何度も行ったり来たりを波のように繰り返してきての決断だったと思う。

クライミングは練習を常に続けていないと
あっという間に登れなくなってしまうから
強くなろうと思うなら、最低でも週に一回はジムに行かないと意味ない。
環境の良い子はほぼ毎日とか登ってる。
うちは事情で週2回から多くて3回行けたら良い方。
その代わりに懸垂棒で毎日の筋トレを習慣にして、なんとか筋力維持が出来ているかなって感じ。

うちでもギリギリラインなのに
週一の練習まで行くのが苦痛になると、
それはレッドサインかもしれない。

でもね、実はうちもレッドサインは何度も経験した。
もうやめようかなって何度も思ったし。
私がモチベーション上げるのがキツくて。

そんな状況の親子が
今も実はいて、すごく心配してる。
楽しさを見つけられなくて、
モヤモヤしながら続けてるキッズ。
それを、これまたモヤモヤしながらも応援する親。

でも、先日はコンペに来る気持ちになってくれて当日、その子は決勝課題を一撃完登して
上位の成績を収めた。
最後はすごい笑顔で、自信を取り戻した様子だったのが印象的でした。

そうやって少しずつ、小さな自信をつけて
また練習頑張って、自信をつけて、
ライバルでもある仲間達と切磋琢磨して、
成長していってほしいな。

孤独なスポーツかもしれないけれど
ジムやクラブやコンペで毎度お馴染みの仲間と会えた時、
普段の練習の成果をぶつけ合ったり、
難しい課題をセッションして攻略したり、
けして全てが孤独なスポーツではないと思ったりもする。

長男は良いライバルでもある仲間と出会えたので
今は凄い燃えてる。
そんな「良き出会い」がクライミングキッズには必要なんだと思う。
でも、必ずその出会いっていうのは誰にでも訪れるのがこの世界だと思っていて。
自分と同年代、同レベルのクライマーを皆んなすごく意識し合ってるのが、見ていてわかるから面白い。

競技人口の少ない狭い世界だからこそ、
意識し合える仲間に出会えるのが、クライミングだなと思う。
意識し合うことで友情が生まれていくし
お互いに高め合える友人であり仲間でありライバルになっていってほしいなと。

親目線、遠目で、クライミングキッズたちを応援しながら見つめている日々です。スター