14. 子供の言語/思考方法の違い | Bokensdorfのブログ

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国際結婚から考えた「隠れた構造・隠れた文化」について
加えて「世の中の仕組みは実はこうなっている」について書きます

■ 思考方法の違い


先に、家内の思考方法は結論が先に来るようであるという話を書いた。


相手から結論が最初に提示されると、
時々、話し合いではなく説得されるだけの状態と感じることがある。

結論を先に言う、というのも言語に根ざす現象なのだろうか。



3歳ぐらいになると子供は「どうして?」を毎日連発する。

子供が英語で質問してきたら Because...と始めなければならない。

英語で会話している限り、
子供も Because を耳にしたり自分が口にしたりする頻度が日増しに高まるのが普通である。

何かを息子に尋ねても、
まず Because... と言ってから理由を組み立てている様子が伺える。

理由はつたないものも当然あるが、
考えるという行為は微笑ましい。

「言い訳は悪い事」という価値観はそこには無い。


子供の成長に連れて、
明らかに思考方法も言語と一致したものが育っている事が分かる。

日本語と英語では別人格になっていくのだろうか?

どちらが良い悪いという問題では無い。
このことが人格形成にどのような影響を与えるのかを見守る事は、
言語の異なる親を持った子供に対する親の責務であると思うのだ。


顔かたちは父親似とみんなが言うが、
英語で話すときの息子の思考方法は母親のコピーだな、
と息子を見て感じる。

いずれ
「すべての事には説明できる理由が存在する」
と考えるようになるのかも知れない。


【14章終わり】



友達のお嬢さん リサちゃん 日本人
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子供の時からバイリンガル

今頃はアレスインオルドゥヌング?とか言っているであろう




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