【発生主義は経営分析に使えるうえに節税できる】 | 起業家&自営業者のための簿記・会計スクール簿記カフェ~30歳からのシンプル起業~

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会社員から起業。起業後4ヶ月で書籍の出版。
才能も人脈もお金もなにも無かった私の地道な起業方法と、経営者が知っておくべき数字のお話を紹介します(^^♪

数字に強い起業アドバイザー鈴木カナコです(*'ω'*)

 

発生主義会計は事業の状況把握に有用なので、発生主義で記帳することが所得税の青色申告65万円控除の要件になっています。(他にも要件あり)


「経営分析に有用な発生主義で記帳をするなら、青色申告65万円控除の特典をあげるわね。しっかり儲けてね」ってわけです。

 

例えば発生主義は・・・

 

1月5日に商品を掛けで(つけ)仕入れたときに仕入を記帳します。

 

【仕訳】 (仕入)1,000 (買掛金)1,000

仕入という費用項目の発生(増加)と買掛金という負債項目の増加を記帳します。

※買掛金は後日商品代金を支払う義務をあらわす負債の項目で借金みたいなもの。

 

2月15日に掛け代金を現金で支払ったときに、掛けの支払いを記帳をします。

 

【仕訳】 (買掛金)1,000 (現金)1,000

買掛金という負債項目の減少(借金減ったみたいな感じ)と現金という資産項目の減少を記帳します。

 

と、記帳するのに対して

 

現金主義は、

 

お金が動いたときに収益や費用があがるんだ!!という考え方なので、

 

1月5日に商品を掛けで(つけ)仕入れたときは何も記帳せず、

【仕訳】仕訳なし

 

2月15日に掛け代金を現金で支払ったときに、仕入の記帳をします。

 

【仕訳】 (仕入)1,000 (現金)1,000

仕入という費用項目の発生(増加)と現金という資産項目の減少を記帳します。

 

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事業の状況を把握するためには数字の分析が大切です。
先ずは記帳状況を整えて使えるデータをつくりましょう(^^♪

 

ニコニコ次回はなぜ現金主義より発生主義の方が経営状況の判断に有用なのかについてお話しします☆

 

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