​テクニック教本の開始時期は、人それぞれ



テクニック教本。



当ピアノ教室では、かつて、

バーナムピアノテクニックやWAKUWAKUピアノテクニックなどを、


幼児さんや小学校低学年の生徒さんから必修としていた時期がありました。



しかしながら、このくらいの年齢の生徒さんの場合、

ご自宅での練習で、「気をつけるべきポイントを、きちんと意識して弾く」ということが容易ではないことが多く、


音やリズムは合っているけれども、テクニック面は...うーん...という状態の生徒さんに、


「ここは、こういう風に。もう一回やってみよう!」などと言おうものなら、途端に顔が曇って、目には涙が...となってしまいがちだったので、


ある時期から、思い切って、

テクニック教本を始める時期を、生徒さんによって変えてみることにしました。



ただ弾くだけでは、せっかくテクニック教本に取り組む意味がありませんから。



こちらのアドバイスにきちんと耳を傾け、それを頭に入れて練習ができるようになったときが始めどきかなと。



個人差が大きいので、

幼児さんから始める生徒さんもいれば、小学校高学年からとなる生徒さんもいますが、

今のところ、あまり、問題は感じていません。



もちろん、他の教本内で、補える部分は補っていく必要はありますが。



個人差に留意することができるのは、

個人レッスンの良いところのひとつですし、


「この時期はこのテキスト!」などという、凝り固まった考えは捨てて、


適期を見定めて、臨機応変に対応していきたいと思っています。