こんにちは。
お子さんが保育園、幼稚園へのご入園、ご進級されるかた、
おめでとうございます！！
だけど、もしかしたら子どもが泣くかもしれない？
「朝、保育園（幼稚園）で子どもが泣いたらどうしよう？
」と思っておられるかもしれません。
（このマンガは、ずーっと前に、
子育て支援フリーペーパー「なないろ広場」に描いた作品です）
入園するときにお子さんが泣く。
それは、素晴らしいことだと 思います！！
「ママ（パパ）と離れたくない～～」と
泣いているお子さんを見ると、
私は、感動して胸が熱くなります。 
（ママやパパは困るかもしれないのですが）
「あー、あの子は、親が大好きなんだ。
親と一緒に居たいと思ってるんだ。」と、うれしくなります。
親が子どもに信頼されている！
「親と一緒だと安心だ」と、
子どもが思っている。
親と離れたくないと、親にしがみついて泣くお子さんを見ると
「なんて美しい光景だろう」と感じて、心底、胸を打たれます。
もう、うれしくて泣きそうになります。
なぜかというと、逆の状況を知っているから。
私自身は子どものころ、
「親といると安心だ」とは思えていなかったので、
入園のときもぜんっぜん、平気でした。（笑）
ホームシックになったことも無いです。
（3歳のときに交通事故で40日間入院しましたが、一度も「家に帰りたい」と思わなかったです。病院のほうがずっと安心でした。「このまま一生病院に住めたらいいな」と思っていたほど）
だから、親と離れるときに泣くお子さんを見ると、
「あー、あの子は大丈夫なんだ。
親と一緒にいると、安心できるんだ。」と、
とてもうれしく思うのです。
なお、私が幼稚園に入園したとき（4歳）に何を考えていたかというと、とにもかくにも「避難経路の確認」でした。
まず、敷地と建物の構造を調べなくては。
「もし、幼稚園に暴れる大人がいた場合、どうやって逃げようか？」と、園の建物の構造を確認していました。
家に暴れる大人がいたりして、「この世界の大人は、わからん。信用できない」と思っていたのでした。
「かくれられそうな場所も、いっぱいあるな。
逃げるときのコースは？ここが通り抜けられる」
「かくれるほうが危険性が高いんだよな。
走り抜ける方がいいな。ここのコースがよいだろう。
よしっ！」というふうに。(笑)
「親と離れたら不安だ、どうしよう」とか、
「友だち、できるかな」とか、
そういうことはまったく念頭になく、
何よりも「安全」が大事。
「避難経路」のことしか考えていませんでした。
なお、園に暴れる大人はいなかったです。
そのうえ体罰もなく、先生たちは優しかったです。
よかった～。
私の例は特殊かもしれませんが、
そういう子がいるのですーーー。
お子さんが入園・進級のときに「ママー。パパー」と泣いたら、それは本当に素晴らしいことだと思いませんか？
また、「泣く」ということは、
お子さんが、自分の感情を素直に感じて、素直に表現できている。そういうことでもあります。
これは、とても大事なことですーーー。
心の健康にとっても、その子のこれからの人生にとっても。
「泣かない」お子さんの中には、
なにか事情や理由があって、
「自分の気持ちがわからない」
「自分の気持ちを表現できない」
そういうこともあります。
（もしもそういう場合でも、
子どもの気持ちを根気よくあたたかく聴くことによって、
取り戻すことができます！）
「えー、うちの子は泣かなかった、大丈夫かな」と思うかたもおられるかもしれません。
「泣かないとだめ」ということではないです－。
いろいろな場合がありますから。
入園を楽しみにしていて
泣かないお子さんもいます。
入園して１ヶ月以上たってから泣く子もいます。
（うちの４人の子の内、１人もそうでした）
それに、「親と離れるのは悲しい」けど、
「保育園・幼稚園で遊ぶのは楽しい！」と
両方の気持ちがあることも多いです。
どちらかだけではなく。
子どもに泣かれると、
親も悲しくなってしまうことがありますが
そういうときには、
「安心できる親子関係がある」からだ、
ということを、思い出してもらえたらうれしいです。
やがて、園に慣れると、
園が「もう１つの居場所」になって、
泣かないで行くようになっていくと思います。
その日が来るまで、見守ってみませんか？
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