(この物語はフィクションです)
いつもと変わらない日
僕は起きた時はそう思っていた。
1時間後あんなことが起こるなんて思いもしなかった
いや、考えてもいなかった……
いつも通りの朝、出勤準備を済ませ
B-DOG天王台へと足を進める
駅前には毎朝見かける宝くじ屋
そう、たまたま。
本当にたまたま売り場を見たんだ…
プレハブ小屋のガラスの向こうには悲しそうにこちらを見つめる少女
「1千万円でここから出れるんです…」
「誰か当ててくれませんか??」
道行く人へか細い声で訴えていた
いてもたってもいられない僕は
「買います!1枚!!」
突然の声掛けに驚く少女
「で、でも1枚じゃ……」
「大丈夫!僕が君を救ってみせる!」
そう言って300円を差し出した。
だが………