学校へ行こう!30年前の答え合わせ | 心に寄り添うお片付け

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5月なので今日はこんなブログです。


先日中学校の担任の先生に会いに行った。

最後にお会いしたのは10年ほど前の同級生の結婚式だった。

先生は教頭先生になられていた。なかなか時間が取れないということで50分程度だったけどお話しすることができた。

 

「何しに来たのよー?」と中学の時から何も変わらない笑顔だった。

「ちょっと老い確認に。」と私はふざけてみた。

「老い確認はやめてくれよ。まぁ、ごえりのことはブログで知ってっけどな。」

先生は私のブログの読者さんだ。先生はそうかもしれないけど私は10年ぶりだったので若干緊張していた。

 

今回は当初学校にしか自分の居場所を見いだせなかった私をどう思っていたのか聞いて自分を見直すヒントが欲しかった。

先生から逆にこんな質問をしてくれた。

「まずさ、ごえりが中学で頑張ったことって何?」

私はこう答えた。

「学級活動と勉強です。」

 

私が何に重きを置いていたかがわかって話が広がっていった。

「何か色々な気持ちを抱えてるのはわかってたよ。」

詳しくは書けないんだけど、学校の先生方は私が想像しているよりも何倍も生徒のことを考えてくれていた。

「周りにはいつも誰かいたはず。」

思い出すとそうだ。そしていつも何かしら役割が与えられていた。

卒業した後もずっと継続して心配されていたことがわかって驚いたし、必要な生徒全員にその対応をしているわけだから学校って凄いなと思った。


自分を隠して完璧な優等生に見せたかった14歳の私とわかっていた25歳の先生。

色々乗り越えて過去の答え合わせに来た43歳の私とそのままでいた54歳の先生。

変わらずにいてくれたことが本当にありがたかった。

 

今回先生の元を訪れた理由がもう一つあった。

中学3年生の学年制作の写真を探していてそれについて聞きたかった。

 

 

 

これはその学年制作のために私が作った詩で毛筆で書いたのは先生だった。

ちなみにこの模造紙はまだ待っていて写真はこの間写したもの。何も持っていたくない私が「捨てられないモノ」

 

3年生の文化祭の時、美術のまり先生が言った。「あなたこの制作に合う詩を書いてくれない?一緒に貼ったらなんかいいでしょ?」

詩で制作が映えるようにしようという提案に驚いたけど、尊敬しているまり先生に自分の能力が認められているような気がして嬉しかった。

 

学年制作の彫刻。1人1タイル彫りました。
実際に貼られた時

 

制作は第一中学校の新校舎に飾られているらしい。この彫刻の写真を見たとき色々な良い思い出を思い出した。私の過去は辛い思い出が多いのに。それは学校が私たち生徒が楽しんで生活できるよう考えて教育してくれていたからだということがわかった。


中学校は非常に特殊な時期だと思う。友だちのことを考えたり自分の気持ちと折り合いをつけたり、先生に話してみたりしながら、社会的役割を与えられたり与えたりしながら成長していくのだと思った。


彫刻のために詩を創るという大役は単に「できるから」というわけではなくて、それをやったことで何が起きるか?ということがきっと隠されていた。


その証拠に私の心にはこの経験が強く印象に残っていて、その後人と関わるときの参考になっている。

 

私には学校という輝ける居場所があって助けられたから、今度は自分が色々な人の居場所に関わりたいと思っている。