ニューヨークの感染者数、死亡者数の数が尋常じゃなく、毎日恐怖と隣り合わせの生活です。ドクロ

アメリカの中でも、なぜニューヨークだけがこんな状態になってしまったんだろう…。


人口密度や、人との接近率で言ったら、東京もニューヨークとはさほど変わらず、(どちらかというと、東京の方が人が密集している感じがします)人口が多いからという理由だけではない気がします。

私なりに、その要因を考えてみました。

よく比較されるのは、カリフォルニアとニューヨークの感染者、死亡者数の違いですが、私は、カリフォルニアとニューヨークでは、全く異なった環境だと思います。
カリフォルニアは、

・移動がほとんど車🚗。

・広大な敷地にお店や住宅が点在していて、ニューヨークのような密集した場所が少ない。

・サンフランシスコで感染者が出た時点で、ロックダウンなどの対策が早かった

・ニューヨークほど貧困の差が大きくない

では、東京とニューヨークを比べてみましょう。
東京は、

・常にマスクをしている人が圧倒的に多い。

・お店など、入り口がほとんど自動ドアで、手を触れる機会が少ない。(ニューヨークは、自動ドアの場所が少ない)

・健康保険の制度が充実しているため、すぐ病院へ行ける。

・公共の場所が清潔

こうみてみると、ニューヨークは、不潔な場所に人が密集していて、医療保険に入っている人が少ない。入っていたとしても、かかれる医者が限定されているため、病院に行くにも一苦労。ロックダウンをするタイミングが遅かった、または言うことを聞かない人が多かったり、マスクもここ1週間ほど(4月10日現在)でやっとほとんどの人がするようになったくらい。


ニューヨークの貧困の差や、人種や移民がなぜコロナウイルスの感染に関係しているかというと、感染がそれほど深刻ではないマンハッタンには、お金持ちが多く住み、家からでも仕事が可能な職種に就いている人が多く、感染と死亡者数が深刻なブルックリンとクイーンズ地区は、ロックダウンになっているにも関わらず、仕事に出ないといけない人たち(バスの運転手、スーパーマーケットなど…)が多く住んでいるからだと思います。


それだけではなく、ユダヤ教の人が多く住む場所では、未だに大規模なお葬式や宗教の集まりが行われているという問題や、家庭の事情で家にいられない子供達や、シェルター暮らしの子供達が行き場がなく、外出禁止令を無視して外にたむろしているという実情も、感染拡大に影響していると感じます。


感染者の数が爆発的に多いのは、検査数を増やしたからだと思いますが、どうしてこんなに死亡者が多いんでしょうか?患者数があまりにも多いため、医療崩壊をおこしていて、助かる命も助かっていないという状態なのかもしれません。

それにプラスして、私は医者でもないし、実際に病院の様子を知っているわけでもありませんが、アメリカ人の旦那とアメリカに長く住んでいて感じていることは、アメリカ人の不健康です。

肥満大国と言われるだけあって、肥満も多いし、糖尿病もビックリするくらい多いです。偏った食生活や、脂の多い食事が原因だと思われる心臓に疾患を持っている人も私の周りに何人もいます。

そういった様々な要因が重なって、これだけの事態に陥ってしまったのだと思います。

日本人の食生活、環境の違いなどで、東京はこんな状況にならないことを願っています。お願い


上矢印近所にある簡易検査場。