2020年8月23日(日)のライヴ配信による、ピアノコンサートのプロモーションを撮影しました。
動画で演奏しているのは、コンサートのプログラムの一部、プロコフィエフ作曲バレエ音楽『シンデレラ』
6つの小品op.102‐6『愛を込めて』です。
愛を込めては、6曲中最後の曲になります。
プロコフィエフのシンデレラは、元々オーケストラの曲として知られています。この曲は、第二次世界大戦後に発表されていますが、大戦中にとりかかったプロコフィエフの大作です。
私は、シンデレラの愛を込めて以外も6つの小品全て弾き、オーケストラのスコアも持っていますが、また、ピアノで演奏する『愛を込めて』は、ヴェールがかかるような繊細なパッセージと絶妙な非和声音とが混じり合い、独特な雰囲気を漂わせる、難曲です。
今回、ショパンの名曲の一つ幻想即興曲も演奏します。今回は、前回弾いた初稿ではなく、1835年版の楽譜で演奏したいと思います。
この楽譜は、私が子供の頃よく聴いていたルービンシュタインが弾いていた楽譜のものだと思います。
私はルービンシュタインの演奏に慣れていたので、初稿の幻想即興曲を聴くと何となく違和感があったのを覚えています。(今はどちらも好きですが)