あぶみ骨手術についてもう少し説明をしよう
あぶみ骨手術は3種類ある。
①あぶみ骨の前脚と後脚を切断して底板のみ残し、
底板の中央にドリルで穴を開けます。その穴にワイアーピストンを挿入しワイアーをきぬた骨に接続します。
②あぶみ骨を全て摘出し前庭窓を側頭筋膜で覆ってピストンを立て、ピストンをきぬた骨に接続します。
③耳小骨可動術と言われているあぶみ骨手術はあぶみ骨の底板の動きを良くして再び振動させる。
①はリスクが低く今一番主流に行われている術式です。
②はリスクが高くなるのでほとんどの病院が行っていません。
③の耳小骨可動術はすぐに戻ってしまい、もうどこも行われていない術式です。(のはず)
手術を決める場合そこの手術件数の多さだけでなく、どんな術式が行われているか聞いたほうが良い。
手術当日の朝
朝起きたら手術の準備を始める
エコノミー症候群を予防するハイソックスを履く。
足裏に手術室に入るさいに患者を取り間違えないように名前をマジックであきと書く
手術着に着替える(手術着の下はいっさい下着は着けない。アクセサリーなど金属類を外す。
ベッドに寝たまま病室を出ると、執刀医のM先生がいた。いっしょに病棟から主人と先生たちと執刀医であるM先生と手術室に向かう。手術室に入る前に名前を確認して手術室に入るのだが、アクシデントが起きる。
今日私の手術を担当する麻酔科の先生が緊急オペのため来れなくなり昨日代わりに挨拶に来た先生が本当はオフなのに自宅から駆け付けてるために少し始まりが遅れた。無事に麻酔科の先生が駆け付けて手術室に入る前に名前を確認していよいよ手術室に入る。手術台に上がる前に頭にシャワーキャップみたいなのをかぶる。
ベッドを手術台の隣りに置き手術台に上がろうとするが手術台があまりにも幅が狭いのビックリして、私「えっ手術台てこんなに細いの手術台にあがれるかしら」
執刀医他助手の先生4人「しーん・・・」
耳鼻科の先生なので返答せん・・・(扁桃腺)
麻酔科の先生だけが「大丈夫大丈夫、充分余裕余裕」
やはりBMIに関係なくても手術台の幅に合わせて痩せましょう
手術台に上がり麻酔をかけられて私は夢の中
いよいよ手術が始まる。
手術が無事に終わり、麻酔が切れる頃M先生がベッドのそばに来て「手術は無事成功したよ。間違いなく耳硬化症だったよ。」と言ってくれた。
M先生の手術の説明で私はきぬた骨が生まれつき奇形だったようでワイアーが接続が出来ずに、ワイアーが1種類しかないため鼓索神経(味覚)にかけたそうだ。
まだ絶対安静がとけるまで食事も取れないので少し喜んだ。私「これで、少しは痩せられる。」M先生「いい、そんなに無理に痩せなくても。ベッドで寝ながら足をバタバタ動かしてれば大丈夫だ。」
そんなに一日中足をバタつかせてたら疲れるだろうが
麻酔が切れて目が覚めたら足にはマッサージ機なるものが着けられていた。」
[耳硬化症] ブログ村キーワード