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昨日の早朝聖会の前に、いつものように私は受付に立って、来られる方々に挨拶をしていました。
そこへ大きなピンクのハードケース(中身はチェロ)を背負ったEちゃんが、真剣な顔をしてやって来たのです。

「(アンテオケ教会の)チェロは弦が足りないと聞いたので、このチェロを聖会で使ってください!」

彼女は何度も、真剣な表情で、私に訴えるのです。
正直、どうしたものかと困惑していると、そこへ聖会準備のために、オーケストラでチェロを弾いているウチの娘がやって来ました。

「Eちゃんが、チェロを聖会の演奏で使ってほしいって」
それを聞いて
「自分で演奏したら!」
と、娘がEちゃんに答えて、ビックリ。

おいおい、そんな無責任なこと、言っていいの?

聞くところによると、すでに統括のTさんは、許可を取っていて、前の晩のセミナーで地方教会のメンバーにも、演奏に出るように言っていたとのこと。
近くにいたMさんも、話を聞いて「やったらいい」。
それでもためらうEちゃんに、娘は「一緒に奉仕をしようよ!」

実際に四日市シオン教会のオーケストラのメンバーと、東京アンテオケ教会や他の地方教会のメンバーの方々が並んで演奏する姿は、壮観でした!


この話には、前触れがあって、実は前日の賜物の訓練時に、一緒になった四日市シオン教会のUさんから、四日市シオン教会は、オーケストラのためにずっと祈ってきたこと、ある日、O牧師が「祈っているだけじゃダメだ。実際にやらなくては!」と言われ、あっと言う間にたくさんの楽器が集まったことを聞きました。
Uさんは、このことによって、神のことばの真実さを体験したと、話してくださいました。

最初は楽器だけで、誰も弾くことができなかった四日市シオン教会のオーケストラ。
でも今回のキャンプも、みんな信仰を持って、ちゃんと楽器を持って参加していました。
キャンプの聖会後に持たれるオーケストラセミナーを、心待ちにしていたんだろうな。

Eちゃんや他のメンバーの方々の信仰の踏み出しを、神さまは必ず祝福されると思います。
聖会で演奏したことは、きっと教会のオーケストラをさらに強め、引き上げることになったでしょう。

そして神さまは、Eちゃんが自分のチェロを使ってほしいと言って差し出したことを、喜んでおられるだろうな、と思いました。

ogihara