『お米の発酵水』は、大きくわけて3種あります。

混乱されている方も多いと思うのですが、目的によって材料が違うので、実際に作ってみると、分類しているのがわかってもらえるかな・・・と思います(^^)


「お米の発酵水」ができた理由は


『いつも捨ててしまうお米のとぎ汁を活用したい』


というのが、一番の理由でした。



発酵好きな方たちの間では、すでに「米のとぎ汁乳酸菌液」という有名なものがあるんですね。
こちらは、砂糖と塩を入れて発酵させる方法で、乳酸菌液として人気がありますが、普通に作るとほとんどの方が酵母になってしまうと思うのですが、とぎ汁発酵液というと、こちらのイメージが先行しています。



それを区別するために、何も添加せずに発酵させるのが「お米の発酵水」




「お米の発酵水」は主に、料理の下ごしらえと、掃除に使います。


・家庭で楽しめること、
・役立つこと、
・あるものを活用できること、
・それが環境にもやさしいこと。


そんな小さな、ささやかな願いの発酵水です・*:.。..。.:*(*^^*)

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◎お米の発酵水3種の内容◎



①みとぎ水
お米のとぎ汁を、24時間置いたもの。還元数値が-500ぐらいいきます。
掃除、入浴剤、洗濯の予洗い、消臭に使います。
とぐお米は、白米でも玄米でもどちらでも作れます(^^)
1日置いただけでは、乳酸菌はいないと考えてください。



②かもし水
玄米と、とぎ汁か水を入れ、毎日使った分だけ繋いで乳酸菌を育てていきます。
こちらは還元数値はプラスになるときもあります。
しかし、菌は生きているので、その力をかりてお料理の下ごしらえに大活躍します(^^)



③腸美人リジュ
腸内環境を良くするために飲用として作るので、玄米または白米はよく洗い(50度洗いがおすすめ)お水も良いお水で作るのが特徴です。

お水500mlに対して、お米大さじ1ぐらいの分量でいいと思います。
これも①みとぎ水と同じように、24時間置いておくと、-500ほど行く還元水になっています。
①と違うのは、お米を入れているだけなので、お水のように飲みやすいです。
ハーブやライム、果物、スパイスなどを入れると、
香りも楽しめる爽やかなフレーバーウォーターですね♪



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タイトルでローズウォーターと書いたのですが、最近、バラのドライフラワーを見かけました。
ローズ化粧水を作ろうと思ったのですが、みとぎ水に入れて、ローズの香りのする発酵水で掃除したいと思い浸けてみたところ、とてもいい香りになりました(*^^*)




みとぎ水(お米のとぎ汁24時間置いたもの)の還元数値なんですけど、みとぎ水は最初お米をさっと洗い流します。

それから1回目のとぎ汁、2回目のとぎ汁、3回目のとぎ汁を捨てずに使っていくのですが、これね、還元数値は3回目の薄い方が高くなるんですよね。


見た目、濃い乳白色をしたほうが、いかにもよく落ちそうと思うのですが、
数値からいっても、使ってみた感じからいっても、3回目のほうが使い勝手がいいのです。


薄いければ水のように使えますし、長く置きすぎても発酵液が臭くなりにくいので、
一番使いやすい3回目の数字より「みとぎ水」と名前がつきました。


黒米でおはぎを作った時のとぎ汁なので色がついているのですが、右が2回目の発酵水、左が3回目の発酵水です。



-400も出れば、十分なのですが、3回目の薄いのは余裕で-500は超えます。


ということは、分けなくてもいいという場合、大きな容器にまとめて入れて、水を足して薄めるといいと思うのですね。




◎その方がたくさん掃除に使えるし

◎流せば排水溝掃除にもなるし

◎トイレのタンクに入れてもいいですし

◎入浴剤として、ざぶざぶ使ってもいいですよね





まとめて容器に入れ、水で薄めてドライフラワーも入れて作ってみました。
(けちって1つですけど(^_^;) 使い切りなので・・)
24時間たって、電位は良かったです。



香りを最大限に出したいと、花びらを散らしてみました(せこい)
あまり香りが強くても気分悪くなるので・・・(言い訳がましい、せめて2つ入れて)





この発酵水、短時間で効果があるというのが特徴だと思います。



スプレーに入れて台ふきんなどの消臭で使うのですが、全体にスプレーでかけて、
5分~10分ほどおいて洗うだけで、さっぱり匂いも消えてしまいます。
うっかり忘れて一晩つけて置くほうが臭くなるという、今までとは逆というか・・・





発酵液の香りつけとして、バラの他に好きなハーブ、柑橘系の皮などもいいですよね(*^^*)
自然から作られた香りも、アロマ効果があり身体が整いますしね・*:.。..。.:*・゚゚・



お米の発酵水は、皆さんから効果のあった嬉しいお話をたくさん聞くので
また書いていきたいと思います。




Facebookの同好会ページの写真を秋バーションに変えてみました。



全部、生きた菌が織りなした発酵の数々。


最近は海外からのご参加も多く、みなさん、現地の食材でいろいろ工夫して作られています。
日本の方も含め、一から菌を起す、そしてアレンジまでするというのは、改めて皆さんすごいと思ってしまいます。



パン、生姜酵素、柿酢、生きているクリーム、今回、発酵バターをアレンジしたスコーンに良く合うTGGクロテッドクリームも仲間入りしました(*^^*)



クロテッドクリームは、生クリームとクリームチーズで作るところを、
生クリームと水切りTGGで作られました。

TGGを水切りすると、植物性なのにクリームチーズによく似たものができます。
半分、植物性を使うので、サッパリとした味なのではないでしょうか♪




こんな風にアレンジが楽しめるのは、本当の菌が作り出した美味しさだからだと思います。





幸せをたくさん感じる日々でありますように・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚