日本三景と言えば松島、天橋立、宮島ですね。
全国の多くの名勝や絶景を見て来た私としては、日本三景に値するような場所は他にもたくさんあると思いますが、天橋立だけは日本三景として不動の位置にあると考えています。
地形は砂洲ですが、あれほどの細長い砂洲に自然の松林が生い茂っている場所は世界的にもまれでしょう。それと阿蘇湾をきっちり区切っています。とても素敵な名勝です。
天橋立の近くには二度程行った事がありましたが、天橋立に上陸した事はこれまでありませんでした。
今年9月の連休中に初めて上陸してみました。
天橋立は、意外と知られていないようですが、大天橋と小天橋という二つの砂洲から構成されていました。一つの砂州と思い込んでしまいますよね。
一般的に目につく、阿蘇湾を横切る砂洲が大天橋です。
もう一つの小天橋は、天橋立駅側から渡ると最初に上陸する阿蘇湾の西側に沿って東南に伸びた砂洲です。
大天橋が長さ2.4㎞に対して、小天橋は長さ0.8㎞と1/3の長さです。
小天橋
大天橋
大天橋に入って、まず驚いたのは、意外に広く感じる横幅でした。
幅は狭いところで40m、広いところでは170mもあるようで、事前のイメージよりもとても広く感じて驚きました。
大天橋の長さは2.4㎞もありました。実際に途中まで歩いてみましたが、とても長く感じました。歩くと結構大変なのでレンタル自転車を利用している方が多く見られました。
天橋立駅側から小天橋を通過して、大天橋に渡り1/3くらい進むとそこには天橋立神社が祀られていました。
祭神は八大龍王。
八大龍王は、地球を生物が住めるように造り変えた龍の姿に変身できる神々です。
自然とは、実は八百万の神々が造ったものであり、現在でも八百万の神々が守護しているおかげで自然が維持されているのです。
この点を、我々人類は忘れているので、自信や水害等の災害が起こりやすくなっているのです。
天橋立神社のそばには、名水百選に選ばれた井戸がありました。
飲んでみたら真水でした。
湾の真ん中に出来た砂洲を掘ると地下水脈があるのでしょうが、その水脈に海水が全く混じっていないことに不思議に感じました。
さらに驚くことがありました。
井戸の近くに案内板があり、井戸の水脈は天橋立のほんの2,3メートル下を天橋立に沿って阿蘇湾の真ん中を横切っているそうなのです。
この水脈のおかげで、天橋立にびっしり樹生する松は生育出来ているそうなのです。
次の写真のように砂州に沿って、地下水道(青色)が通っていることになるのです。
驚きませんか?
これぞ、まさに神々が造った五行の一つである水のライン、水道だったのです。
自然とは偶然に出来たものではなく、神々の守護によって出来ており、維持されている、とう証をここで見る事が出来ました。
日本に神社がたくさん祀られているのは、このような理由からです。神国日本なのです。海外の国々とは格が違うのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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