NO.011 【中国市場から撤退せよ(第二次冷戦の構造)】 |
米国vs中国の対立がはっきりしてきた。日本はその第二冷戦ともいうべき対立の最前線になっており、さまざまな工作活動が活発化するだろう。すでに武器を使わない戦争は始まっている。グズグズしていると謀略に巻き込まれたり、人質にされる可能性がある。もはや「ネズミ講」と化した中国市場からは、すみやかに撤退すること。 1.第二次冷戦は 米国 VS 中国 2.中国投資は、もはやネズミ講と同じ 3.中国は当然、日米の離間を狙ってくる 4.ヤバすぎる「東アジア共同体」 |
2005/01/16 |
【1.第二次冷戦は 米国 VS 中国】最近の国際情勢を見ていると、日本を含む東アジアがきな臭くなってきましたね。中国では数万人規模のデモや暴動が増えて、ついに知識人への弾圧を始めました。 日本は北朝鮮への経済制裁が、秒読み段階に入りました。 アメリカは軍隊編成を変えて、アジア有事に備えています。 日本のマスコミは他の事に目を向けさせたがっているようですが、このサイトを覗きに来るような投資マニアがそんなことでごまかされてはいけません。投資家として、また日本人として自分の人生に直接関わって来る東アジア情勢を的確に捉えておきましょう。 ここ数年で国際情勢は大きな転換をしましたので、そろそろ東アジアでも9.11テロに匹敵する象徴的な出来事が起こるはずです。もしかしたら今年2005年は、 |
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など、ビッグイベントがあるかもしれません。 そうなっても慌てないように、本編をじっくり読んでおいてください。 日本のテレビは報道機関としての質がいまいちなので、自分で丹念に情報を集めて組み立てなくてはいけません。新聞はかなり注意して読んでいると大事なことを伝えてくれてますが、新聞社によってかなり伝え方が違います。敵国の宣伝機関と化しているテレビや新聞は、最初から誤った情報を流しているぐらいのつもりで見ることをおすすめします。 さて、次第にはっきりしてきた国際情勢ですが、簡単に言って「アメリカ VS 中国」という |
第二次冷戦 |
の様相を呈しています。 「冷戦だって?中国が分裂してすぐ終わるんじゃないの?」というツッコミは、甘んじてお受けします。確かにアメリカとソ連が何十年も対立していたような持続性はあるのかという点で、「冷戦」という名前がふさわしいのかどうかわかりません。しかし「迫り来る第三次世界大戦」ではインチキ臭いし、単に「アメリカ VS 中国」では面白くないので、こう書いちゃいました。どうか見逃してください。 それはともかく、要するに今はアメリカの覇権を支える同盟国(日本・オーストラリア・イギリスなど)と、アメリカ一極支配に抵抗する国々が争っているのです。 アメリカと対立している主要国は、 |
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です。 これに周辺国が加わって、大きく二つの陣営に分かれています。 |
いくつか補足しましょう。 |
第二冷戦の最前線は「中国大陸vs台湾」、そして「日本vs朝鮮半島」 |
【2.中国投資は、もはやネズミ講と同じ】それと同時に、潜在的な敵国である中国大陸や朝鮮半島に行く人々は、自分がいつでも罠に嵌められる可能性があることを理解しなくてはなりません。たとえば、 |
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こういった古典的な手口は、すでに日本の政治家や財界人に使われているように見えますね。しかしこれからは一般人であっても、罠にはめられることを覚悟しなくてはなりません。相手はとにかく日本を屈服させるためにソフトターゲット(一般人や日本人所有の会社)などを攻めて来るでしょう。それがわかっていないと、人生をだいなしにされてしまいます。 「地上の楽園」という場所に行った人たちが、その後どうなったか知ってますか? 彼らはその国から出ることは許されないまま人質となり、日本に残った親戚は資金やその他の協力を強要されるようになりました。甘言に釣られてのこのこ敵国に出向くと、自分ばかりか他の人まで危険にさらすのです。 私は親しい人々には、「中国・韓国には行くな」と言っています。 「いや、それはできないよ。だってウチの社長は『これからは中国だ!』って叫んでるし、取引先だってもう工場を建てちゃったんだから。下請けは大企業の要求を断れないって」 うーん。そうですか・・・困りましたね。 欧米の大企業は中国から逃げる準備をしてますよ。いまさら進出しようとしている経営センスのない国は、日本と韓国ぐらいなものです。大企業はすぐに逃げられますし、ひとつやふたつ工場が奪われたぐらいで倒産することもないでしょう。しかし、中小企業はツライでしょうなあ。 2000年ごろまで中国への投資はまっとうなものだったと思いますが、今のような状況になるとネズミ講と変わりません。そのココロは、 |
最初に参加して早く撤退すれば儲かったかもしれないけど、 遅れて行ったらとんでもないババを掴まされる |
中国のおえらいさんは、汚職でまとまったカネをつかんだらすぐ海外に逃げ出すってえのに、甘言に釣られて中国に工場建てるなんて自殺行為ですよ。同じ手口のサギに何度でも引っかかるようじゃあ、救いようがありませんわな。まあ経営者が暴走して会社が潰れても、尻拭いは別の人がやることになるのはひとつの法則ですけどね。 仮に私がいま、親しい人に中国投資について相談されたらこう答えます。 |
中国や韓国に投資するな。旅行もするな。 会社が進出を考えていたら、企画段階で抵抗しろ。 赴任の話があったら断れ。 どうしてもと強要されるなら会社をやめろ。 人生をだいなしにされたくなければ。 |
私の基本的なスタンスは、「先の読めない連中が大損こいたって知ったこっちゃない」というものです。自分が損をしたときもそう言って笑い飛ばしてますよ。こんなこと言ったってカネがもらえるわけじゃないですし、むしろ「親中国」「親韓国」の人々に狙われることになって私にメリットはありません。 しかし今回は日本の国益がからんでいますので、自分が危険な立場になることを承知で警報を出します。特に中国はヤバイです。倒れる寸前のネズミ講にそっくりです。 商社マンである私の友人が「No.008 中国はどこへ向かう 」で指摘していましたが、最近では私も「中国の外貨準備って本当にまだあるのかなあ」と疑うようになりました。なぜなら外貨準備高の公表が、しだいに遅れるようになっているからです。IBMのPC部門を買収しただけでも外貨が流出するのに、さらに幹部たちに持ち逃げされて残ってないかもしれません。だから早く撤収しないと「ドルが残ってないアル!」と開き直られる可能性が高いです。殿(しんがり)は外務省や大手商社マンになどのプロに任せることにして、普通の人はさっさと撤退してください。 この期に及んで中国や韓国との連携を深めようとする人が社内にいたら、企画段階で抵抗してください。それがあなたのためにも、会社のためにも、日本のためにもなります。あなただけではない、多くの日本人の命がかかっています。 「せっかくの友好関係を邪魔するのか! この差別主義者!」 おや、何かわめいている人がいますね。 なにも日本人が憎くてしょうがない人々とつきあわなければならない義理はありませんよ。 台湾・東南アジア諸国・オーストラリアなどほかのご近所さんと仲良くしますからご心配なく。 それよりも憎んでいる国から援助を受けている人たちって、プライドあるんですか? |
繰り返します。これ以上の関与は危険です! すみやかに中国市場から撤退しましょう。 妙な争いに巻き込まれて、とんでもない目にあう可能性があります。 |
えっ? 中国は昔とちがう、商売の邪魔するなって? いやしかし、海辺で大きな地震が来たら津波警報を出すのは当たり前でしょ。 ビーチに客が来なくなるから、それをやめろって言うんですか? あなたはお客の命や財産よりも、自分の利益が大事なんですか。 マスコミや政府がやりそうにないから、私がしかたなくやってるんですよ。 あなたが財産のほとんどを人民元に替えて、日本国籍を捨てて中国に帰化したのであればまだ説得力はあります。そのまま馬賊にでもなってください。しかしこんな状況になってまで、「21世紀は中国の世紀」なんて無責任に煽られてもねえ。それほどすばらしい国なら、カネを横領して海外に持ち逃げした中国人幹部を説得して連れ戻してはいかがですか? |
【3.中国は当然、日米の離間を狙ってくる】いまの中国は、日本の資金・技術を奪い取ってアジアの盟主の座を狙っています。日本は「アジアの盟主」であるつもりはありませんけど、「周回遅れの帝国主義」をまだやっている中国にとって、有色人種で唯一G7に認められている日本は目障りでしょうがないんですよ。どうやら成功して認められている人を見ると、何とかそいつの足を引っ張って「俺がその地位を奪い取ってやる!」と考えるのが中国人の思考回路のようですな(項羽もそんなこと言ってましたよね)。「自分が努力して認められるようになる」という考えは、ゼロではないにしても主流派ではないようです。 そして敵同士を戦わせて、漁夫の利を得るのが中国流の戦い方です。 (ちなみにテロやリンチで社会をめちゃくちゃにして、ライバルを蹴落とすのも中国流) |
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うーむ、すごい。 まるでわらしべ長者です。 もともと山賊のような人々があの大陸を統一して、なおかつ戦勝国でもないのに国連の常任理事国(P5)の座におさまっているなんて、ちょっとしたイリュージョンですよ。終戦時にはまだ存在せず、サンフランシスコ講和条約に呼ばれもしなかった国が「戦勝国」を名乗って「抗日戦勝60周年」を祝うなんて、日本もこのツラの皮の厚さを見習わなくてはなりませんね。 まあ個人的にはこういった中国の知恵というやつは嫌いではなくて、中国文化ファンとして |
「二虎競食の計」、「夷を以って夷を制す」 |
という言葉ぐらいは知ってます。 当然ですけど敵とそのままぶつかるよりも、敵同士を戦わせて疲れさせ、勝ったほうだけを叩けばこちらの損害は少なくて済みます。正直言って中国の軍隊は実際の戦闘ではさほど強くなく、むしろ住民からの略奪が本業だったりしますので、こういった賢くも卑怯な戦略が発達したのでしょう。自分の弱点をカバーして強い相手に勝つためには、手段を選ぶわけにはいかないわけです(そういう意味では毛沢東は偉大だと思いますよ)。 彼らが得意とする戦い方は、他にもたくさんあります・・・ |
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まあこんなふうに、強い敵同士を戦わせたり、相手の国内が混乱するような工作をするわけですね。日本人やアメリカ人は単純ですから、この手にまんまとひっかかりやすいのです。特に日本はスパイ防止法がないせいか、外国のエージェントとおぼしき人々が政治家・官僚・マスコミ人として活躍しています。しかしこんなにたくさんの寄生虫から血を吸われながら潰れないんだから、日本はなかなか頑丈な国だと変なところで感心したりもします。 中国としてはアメリカと直接戦う気はありません。むしろアメリカを、イスラムや日本を戦わせて疲弊するのを待っていると考えたほうがよいでしょう。つまりお互いが疑心暗鬼になって憎しみ合うように仕向けるわけです。アメリカとイスラムが争って喜ぶのは、中国とロシア。アメリカと日本が争って喜ぶのも、中国とロシアです。 日米同盟は、特に中国にとって邪魔でしょうがありません。日本だけなら尖閣諸島や沖ノ鳥島を占領しても、おそらく軍事的な反撃はないでしょう。「話し合いで解決しましょう」と国際司法裁判所に訴えるのが関の山だと思います。韓国が竹島でやっているように勝手に居座って、訴えられても出頭せず、工作員を使ってマスコミで報道されないように圧力をかけて、何十年もすれば日本人は忘れてしまいますよ。日米安保がなければ、日本の島々はどんどん中国に奪われるでしょう(そのために「親中派」と呼ばれる人々を飼っているのですからね)。 またアメリカの台湾関係法 には「2-5、防御的な性格の兵器を台湾に供給する」「2-6、台湾人民の安全または社会、経済の制度に危害を与えるいかなる武力行使または他の強制的な方式にも対抗しうる合衆国の能力を維持する」とありますので、中国が台湾を攻撃すればかなり高い確率でアメリカが介入してきます。すると日米という二大経済大国を同時に敵に回すことになり、絶望的な戦いとなります。だから第二次大戦のように日米が戦争してくれるか、少なくとも関係が冷え切っていないと、安心して台湾を武力攻撃できないのです。 (なぜアメリカの保守派が日本・沖縄・台湾を重視するかは地政学上の理由があります。これまたディープな話になりますので別の機会に) だから中国としては、日本が世界の嫌われ者となり、アメリカとの仲が悪くなるようにさまざまな工作をします。 たとえば、南京大虐殺記念館を増強して世界遺産に登録しようとしたり、アメリカにも作ろうと企画したり、好き勝手に捏造してそれをあたかも事実のように広めようとするわけですな。これによって「日本人は残虐だ」「かつてアメリカ人と中国人は、ともに日本人に正義の鉄槌を下した」ということをアピールし、日本とアメリカの仲を裂こうとしているわけです。 |
※参考資料⇒南京大虐殺の館ふたたび |
何の証拠もなく犠牲者をどんどん増やせるなんて、お気楽でいいですね。 日本で何かを主張するときは、みんなが納得する証拠を提出しなければなりませんから。 しかし油断していると、何も知らない人々は彼らのウソを信じてしまいます。日本もアメリカも「力はあるけどちょっと単純で利用されやすい」という弱点がありますから、第二次大戦の愚を繰り返さないためにも、彼らの宣伝を潰していかなくてはなりません。 |
日本を滅ぼすことができるのは、「騙されたアメリカ人」と「愚かな日本人」だけ |
【4.ヤバすぎる「東アジア共同体」】本当は、中国はそこそこ力があってしかも嫌われ者であったほうが日本としても都合がいいんです。だって、 |
ひとりぐらい嫌われ者がいたほうが、クラス全体が団結する |
じゃないですか。中国のようなヤバイ国があるから日本はアメリカを頼りにしますし、アメリカも日本をむげにはできません。台湾もASEANも日米を頼りにするという良好な関係が続けられます。日米共通の敵がいなくなってしまったら、一番困るのは日本ですよ。 中国は一見強国だが、実は弱い「張子の虎」。周辺国を侵略もできないし、資源価格を高騰させるほどの成長もしない――――これが日本にとって理想的な状態です。ときどき大規模な騒乱が起こって「人口調節」をしますので、距離を置いて巻き込まれないのがコツです。つまり中華思想に基づく冊封体制から離脱した聖徳太子や、「脱亜入欧」をとなえた福沢諭吉は正しかったと。 「中国・韓国と東アジア共同体を作れ!」なんて提唱している人もいますが、ヤバすぎます。 彼らの正体を知らない人か、それともかの国の工作員そのものでしょう。 日本にとってはカネや技術を盗まれ、理由も無く見下されて、いいがかりで謝罪と賠償を求められるのでしたら何のメリットもありません。武装スリ団やピッキング強盗なども、これまで以上に増えるでしょう。すでに日本に深く浸透している工作員だけでもやっかいだってえのに、内政を混乱させるための援軍を呼びこんでどうするんでしょうか。 「そんな! 誠意を尽くして信じていればいつかは友達になれるよ!」 はいはい。ではご自分の財産と労力で支援してあげてください。まちがっても日本国の税金や会社のカネを使わせないように。私も中国人や韓国人の友人がいますが、彼らとは個人ベースで仲良くやります。しかし反日国家の尻拭いはまっぴらです。 逆に「戦争してチャ○コロぶっ殺せ!」と言っている勇ましい人たちもいます。 しかし、それもどうですかねえ。 殺し合いは大陸の中でやってもらうことにして、日本人はもめごとに関わらないほうがいいと思いますよ。 |
大陸は「封じ込めて放置プレイ」が基本 |
まあ、私はやさしいですから、 |
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・・・・・・なんて、やりませんよ。 日本が一方的にいいがかりをつけられていることへの自衛策として、やりたくなる人の気持ちもわかりますけどね。 ましてや、 |
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そこに偶然、手ごろな武器弾薬がそのまま使える状態で落ちていたりして・・・ ・・・・・・なんてこと、するわけないじゃないですか! 私は日中友好論者なんですから。 さらに、 |
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そんなひどいことはしませんから安心してください。 私がやらないだけで、他の誰かが実行しないという保証はどこにもありませんが(笑)。 |
「やめてくれ」ってセリフなら、もう遅いよ! |
・・・って、となりの温厚なおばあちゃんが言ってたかも。 聞きまちがえたのかなあ。 |