関東大震災時に、震災に乗じて赤化系テロ・暴動を起こした兇徒(不逞朝鮮人・過激主義者)がいたことを忘れてはなりません。 こうした暴徒の暴虐テロ行為から自衛し鎮圧するために自警団・警察・軍隊による武力行使がなされました。それは正当防衛と呼ぶべきものですが、戦闘の結果として中には所謂­「不逞鮮人」と間違われて死傷した人もいました。所謂「朝鮮人虐殺」というのは、本来はこの暴徒と間違われた一般人の「誤殺」のことを指していたものと思われます。
当時の記録を見てみると「不逞(不良の)鮮人」という言葉には「社会主義者・共産主義者系(アカ・過激思想系)の朝鮮人で暴力テロを実行した者、あるいはそれに付和雷同し­暴虐を行った朝鮮人」という限定した意味が込められています。
彼ら「不逞鮮人」等が行った悪行を「無かったこと」にして、彼らのテロ行為、その暴虐行為に対して自衛・応戦したことを「日本人が行った虐殺」呼ばわりするのは明らかに一­方的であり公平ではありません。

また当時の日本政府は「朝鮮人・鮮人」という言葉が、あたかも「不逞鮮人」のことを意味するかのように混同して使われて、そのように一般の朝鮮人まで認識されることを恐れ­ていた様子がうかがえます。「三大緊急勅令」でなされた流言蜚語の禁止は言わば「朝鮮人=不逞鮮人←というレッテル貼りになるかのような言説(これをデマとみなす)」の禁­止であり、内地人と朝鮮人との間に分裂が生じることへの警戒であると同時に、両者に分裂を作りだす国際的分断工作・過激な赤化運動への対抗でもあったものと思われます。

これを念頭に置けば、「大多数の一般の朝鮮人=朝鮮人」は確かにテロをしていないのである。したがって「朝鮮人が暴動を起こしたというのはデマである。」 、とも言える。
そこには日本当局の「一部にテロ活動を行う政治組織もあるが一般の朝鮮人はテロとは無関係。また本当の(一般の)朝鮮人は本来テロ行為を行うような不埒不逞の徒ではない。­」という大前提が込められているものと思われる。。
(※こうした前提は今も変わってない)

また一方で次の様なことも言えるだろう。すなわち。。。。

戦後体制においては戦勝国側の戦争犯罪は罪に問われない。

原爆などの非人道行為が今なお「人道に対する罪」として裁かれることなく放置されているのと同じで、敗戦国民である日本人をいくら大量殺戮・無差別殺人しても当然のことご­­とく不問に付される。

戦勝国側が起こした「真の戦争犯罪」は、戦勝国と敗戦国の偏った権力関係による強権発動によって「不問に付される」か、あるいは「正義の行使」とみなされる。
この規則は当然この事件にも適応される。(戦後体制では朝鮮人は形的には連合国側であり戦勝国民)
つまりアカと朝鮮人テロリストの犯罪行為(テロによる無差別殺人)は「犯罪行為とみなしてはならない」のであって、当然なかったことにされる。

従って「テロリストを殺害すること」は「無実の朝鮮人を虐殺すること」とみなされるのである。同時に日本人を無差別に虐殺することは原爆投下や東京大空襲と同様に「正義の­­行使」であり「正しいこと」とみなされる。
日本人に反撃されて殺害された朝鮮人は「無実の罪で惨殺された冤罪の犠牲者」であると同時に「正義の行使をした英雄」でなければならない。

所謂「関東大震災朝鮮人虐殺事件」の宣伝には上記のような戦後体制における露骨な敗戦国民への虐待の形式も適応されているものと思われる。
--------------
「関東大震災 朝鮮人暴動は「皇太子暗殺」が目的だった 流言蜚語ではなく実話!」
工藤美代子  歴史通1月号2012年(ワック出版)より引用
(全文起こし)http://d.hatena.ne.jp/hannitigaku20/20120216/p1
参考文献「関東大震災 ~ 朝鮮人虐殺の真実」工藤美代子著