昭和61年、1986年発行、35巻からです。
「なにをのんびり歩いてるんだ!きょうが何日か忘れたの?」(23巻から)
「ジャイアンの…。」「誕生日!!」
そうです、来たる6月15日は、
ジャイアンこと、剛田武くんの誕生日です
そこで当ブログでは、「ジャイアン祭」と題し、ジャイアンの誕生日を祝いつつ、彼の恐ろしさを再確認していきたいと思います。
この話は、ジャイアンひきいるジャイアンズが「また負けた」ことから始まります。
ジャイアンはメンバーに喝を入れようと、「全員そこにならべ!!」
スネ夫の顔がジャイアンの怖さを物語ります。
しかし全員逃げてしまいます、当然ですが。
ジャイアンを怖がり外へ出ないのび太に「なさけない…。」とドラえもん。
さっそうと口笛を吹きながらドラ焼きを買いに一人で出かけます。
ジャイアンに見つかります。
ドラえもんの顔→丸い→野球ボール、と連想を働かせ、ドラえもんに怒りをぶつけようとします。
なんて身勝手....。そして恐怖....。そして想像力豊かすぎます。
「その顔が気にくわねえんだ!!」
結局、ドラえもんも逃げて帰ってきてしまい、のび太に身を持って教えることはできませんでした。
悔しさも助けてか、怒り顔のドラえもんは、ここでジャイアン対策秘密道具を。
「怒りエネルギー観測チャート」
これって、ジャイアン以外に、どーいった使い道があるのでしょうか...。
「まるで台風だな。」とのび太。まったくです
それだけ、月見台の小学生は、ジャイアンを恐れているわけです。
そして、ドラえもんはのび太を引き連れて、ドラ焼きを買う目標を達成します
すかさずのび太は、「かして。」と持っていってしまいます。
いつもなら怒るドラえもんですが、買ったドラ焼きが目の前にあるドラえもん。
感情が正常ではありません。
いますぐ食べたくて仕方がありません。
一言も発せぬままのび太に持っていかれます。
ウロウロしているところをスネ夫に見つかります。
そこでスネ夫にチャートの価値を教えます。
普段はジャイアンのコバンザメなスネ夫も、恐怖には勝てずに、ドラえもんの前でおとなしくしています。スネ夫
もチャートをゲット。この後、近所のみんなにもチャートを配ります。
味をしめたみんな。街中を、チャート片手に走り回ります。ジャイアンに見つからないように、見つかりそうで平気なところへ、絶妙なスリルを求めて。
でも絶対失敗する奴がいるもんです。
骨川スネ夫さんです。
しかし、のび太がくれたからいけないんだ、と災難からコロッと逃れます。
さすがスネ夫さん....。恐れ入りました....。
ジャイアンの怒りの矛先は、もうのび太しかありません
史上最大の大型台風
ジャイアン台風は、まっしぐらにのび太の元へ
絶体絶命ののび太、もうダメかと思ったとき、
先生登場「今度のテストはめずらしくよかったぞ。」
この一言で、ジャイアン台風は、熱帯低気圧をも通り越し、消滅します。
グッジョブ先生
これがのび太の悪いところです。
助かったからといって、ついさっきまで台風だったジャイアンと歩いていては危険すぎます。
いくらジャイアンが、らしくもなくルンルンとか唄っててもです。
「台風が突然発生するなんてずるい!!」
これを自業自得といいます。そして油断大敵です。
藤子大先生は、こんなところで、四字熟語を良い子のみんなに教えます。
ジャイアンの恐ろしさを、すこしでも理解していただければ幸いです。