遠足新報 ドラえもんの危険薬物リスト~摂りすぎ注意の副作用大全~
http://uuseizin.web.infoseek.co.jp/blog/archives/001183.html
アメーバニュースに、 「ドラえもんの出す薬による副作用 死にかけたことも」という記事がありましたので、ちょっと雑記を。今回はマンガのレビューではありません。
この上記のサイトが話題になっているという記事でした。
このサイトで紹介されているドラえもんの出すクスリは、いわゆる痛い目に遭うクスリばかりが紹介されており、45巻全てに出てくるクスリを集めたわけではありません。
しかしこれは良く研究されているページでしたし、ドラえもんマニアとしても楽しく読めたので、さっそくブックマークしました(笑)
なかでも印象的なクスリはこちらです。
1982年発刊の25巻から、 「ヘソリンガスでしあわせに」です。
もうこれは覚せい剤がガソリンスタンドの給油機に入っているようなもんです。
ヘソリンガスをヘソから入れると、なにもかもを許せてしまいます。
心身共に痛みも無くなり、常に幸せで居られるのです。なんて素晴らしい秘密道具
ジャイアンも言っております、 「すご~くしあわせな気持ち」
のび太も「しあわせな気持ち」
そのほかにも「なにをいわれても気にならないや。」
転んでも「いたくもなんともない。」
静香と出木杉が仲良くしていても、のび太は笑って流してしまいます。
ジャイアンとスネ夫から袋叩きに遭おうとも、犬にかまれようと、クルマに撥ねられようとも、のび太はへっちゃらです。
スネ夫はバットで殴られ気絶してしまいますが、なんにもなかったように起き上がり、「ぜ~んぜんいたくない。」
スーパーマンです。
このクスリは素晴らしすぎて危険すぎます。
痛みを知らずに皆が命を落とすことになります。
22世紀にはこんなクスリが、ドラえもんのような庶民に買えてしまう世の中なのです。
覚せい剤が認められているようなものです。
ドラえもんも「おそろしいガスなんだぞ」なんて警告しているくせに、話の冒頭で、あっさりのび太に貸しています。
ヘソリンガスは危険ですから、もし22世紀まで生き延びて、ヘソリンガスが未来デパートに売っていたとしても、決して買ってはいけません。
「ダメ、ゼッタイ」の精神が必要です。
ちなみに、サイトで紹介されていないクスリの中に、自分の好きなクスリがあります。
「ねむらなくてもつかれないくすり。」というものがあります。
これは1974年発刊の6巻、不朽の名作「さようなら、ドラえもん」に出てきます。
別れを惜しんで、ドラえもんとのび太は「朝までお話しよう。」となるわけですが、このときに使われます。
しかしこのクスリ、正式名称が出てきません。のび太との貴重な時間を、クスリの名前を紹介して潰したくなかったのでしょうか。
こんなクスリがあれば無敵です。
眠いからとさぼる家事や、眠いからはかどらない仕事、明日も朝早いので寝なくてはいけないとき、現代人にはこのクスリは最高です。
いつでも使えます。まさに麻薬にも似たクスリです。
この6巻の話は、感動する話なので、ここでクスリの副作用を描き笑わせるようなことはしません。
きっと使いつづければ、なんらかの副作用が生まれるのでしょうが、ここは触れないことにしましょう