ライ・クーダー | おんがく・えとせとら

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 BLUES&SOUL RECORDSの最新号はライ・クーダー特集号。題して「ライ・クーダーとハードタイムズ・ブルース」。
 ハードタイムズは1929~33年頃の大恐慌時代のこと。本書にはその前後1923~44年のライのカバー曲のオリジナルなど20曲入りCDがついて、¥1,680。

 ライのカバー曲のオリジナルを集めたコンピレーション盤としては、(A)「RY COODER CLASSICS」(B)「RY COODER CLASSICS 2」(C)「THE ROOST OF RY COODER」がありますが、本書付録CDとの重複状況は以下のとおり。(Bは廃盤?)

おんがく・えとせとら-classic おんがく・えとせとら-classic2 おんがく・えとせとら-roots

1. Milkcow Bllues(Ax Sweet Mama)→Boomer's Story
2. The Bourgeois Blues(A)(C)→Chicken Skin Music
3. Diddie Wa Diddy(A)(C)→Paradise & Lunch
4. I Got Mine→Chicken Skin Music
5. Cherry Ball Blues(B)(C)→Boomer's Story
6. How Can A Poor Man Stand Such Times And Live?(A)(C)→Ry Cooder
7. Texas On The Farmers Feed Them All(C)→Into The Purple Valley
8. You Can't Stop A Tattler Part2(A)(C)→Paradise & Lunch
9. I Can Tell By The Way You Smell→Get Rhythm
10.In A Mist(B)→Jazz
11.Pearl(A)→Jazz


 2008年のリーマンショックは全世界に飛び火して、今なお欧米にとどまらず日本経済にも大きな影響を与えて続けています。今はまさにハード・タイムズの再来か?と言っても過言ではない状況なのかも。これだけ世界全体が苦境に陥るのは、現代の経済システム自体がおかしいとしかいいようがないのでは?
 そんな中、ライは今年8月に社会風刺歌を収録した「PULL SOME DUST AND SIT DOWN」を発表したばかりですが、11月には、さらに"Occupy Wall Street","We are the 99%"…全米の1%の人間に40%の富が集中する現状に抗議するデモを支持する歌"The Wall Street Part Of Town"を発表しています。



 この歌はコチラのサイトで無料ダウンロード可能です。