ロベン・フォードのギター その2 | おんがく・えとせとら

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 2014年にロベン・フォードの使用ギターをまとめてみようと思い立ったものの、それからあっと言う間に4年が経過してしまいました。多すぎてまとめきれなくて。

 年代順にまとめるのは難しそうなので、気をとりなおしてブランド別に集約していきましょう。

 

<GUILD>

 

「ブランド別」ではありますが、最初期のキャリアを語るためにまずギルドを。米音楽雑誌「Vintage Guitar」2007年のインタビューで本人が「最初のまともなエレキ」と紹介しているのが冒頭「Bringing It Back Home」の裏ジャケットに見られるスターファイアIII。若い! 自宅の庭かどこかでしょうか。1970年(18歳)にチャーリー・マッスルホワイトと演る頃にはもうギブソンL-5を入手していたそうなので、おそらくそれ以前の写真でしょう。16-17歳?

 音楽活動に理解のある両親のもと、楽器購入についても結構励ましがあったようです。この頃はサックスも演奏していたとか。

 

 

 

 ロベン・フォードの名前を初めて知ったのは、1974年のジョージ・ハリスンのバックメンバーとして雑誌に紹介された頃。ロベンは当時22歳。当時のツァーの模様がYouTubeにアップされています。↓トム・スコットのLAエクスプレスでジョニ・ミッチェルのバックを演った後、「Dark Horse」の録音に参加し、その縁でツァーにも誘われたんだそうな。(他の方のブログに詳しいインタビューが紹介されていますので、そちらを参照ください。因みに映像後半のDark HorseではヤマハらしきアコGを弾いてます。)

 

       

 

 この頃はギルド・スターファイアVを使用しています。当時のスターファイア・シリーズは以下のようなラインアップ。I 〜IIIがシングルカッタウェイ、IV〜VIがセミホロウのダブルカッタウェイ。写真に掲載されてない I は1PU、II はIIIと同様でハープ型テイルピース。IIIはビグスビー搭載。

 ロベンのVは当初はハープ型テールピースだったものの、上写真右の教則本の写真ではストップ・テールピースに変更されています。1970年代後半のフュージョン全盛期には、ギブソンに限らずセンターブロックを持つセミアコでこういう改造が流行ってましたね。ラリー・カールトンの影響力怖るべし。あと、ギターを構える位置が随分高い位置に変わっている。マイルス・デイヴィス・バンド時代頃までは結構高く、それから徐々に下がっていったように感じます。

 

 

 

 <参考> ロベン・フォードのギター その1

    ‥過去のリリース・アルバムを並べてます。キャリアの確認に活用してください。