優しい日々 | 水色の記憶。

水色の記憶。

記憶の中の、水色少女とは。





久しぶりに ことばを並べてみようと思いました






ことばは 私の中から 零れ落ちて


とめどなく 流れてゆきます




4月も5月も もう遠い昔になりました 嬉しくて思わず声を上げて笑ったこと はしゃいだこと 何度だって繰り返し楽しかった と言ったこと


夕陽や 高速道路の灯や 小さな頃の話や 今度行きたいところの話や ずっとずっとずっと続けばいいなって思っていた




麦わら帽子をかったの
そういってはしゃいだ


去年買った帽子をなくした
ワンピースをなくした
買ったばかりのTシャツもなくした


なくしたくないものは沢山あるのに
忽然と消えてしまうのは何故でしょう




マニキュアを塗るようになって
ビールの味を好きになって
フルーツタルトを毎日のように食べた
映画を見て眠る





何もかもが前とは変わってないようで変わっていくよ



わたしもわたしの心も
波のように打ってはかえり 打っては帰る





急いで自転車を漕いだあの日に降った雨 晴れなのに降った雨 道端に鳥が横たわり蛇が横切った



真夜中に連れ去ってくれたこと

夢みたいだったこと



夢じゃないこと
ほんとうのこと





記憶は鮮やかで カラフルで 思い出すたびに綺麗な絵が 絵の具が染み渡るように 完成されていくことをしっている





わたしは歩けることを知っている




零した言葉たちは 紡がれて 形を変えてどこかへと向かうわ


あなたの心にも わたしの心にも
きっと

それは美しい日々だから







優しい日々だから






目をつぶって、
おやすみなさい




さよなら



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kimura hitomi