傘の女の子 | 水色の記憶。

水色の記憶。

記憶の中の、水色少女とは。





あー、何になりたかったのだろう
忘れちゃった


あー、あの人に何を言いたかったんだろう
眠りそうになりながら
必死に書いた手紙の文章は
もうすでに思い出せない


わたしが書いたものが
わたしが願ったものが
わたしの生み出したものが
踊りが ダンスが 舞が
見えない何かが

思い出せない



何がしたかったのか
わからなかった




わからない




目の前のことでいっぱいになったよ
狭い部屋の中で ずっと愛想笑いしてた
お金を数えていた


思い出した 舞台の上
夢の中に夢を見せてる自分がいた
涙が、止まらなかったこと



わたしは大切にできているのだろうか





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分かることをずっと逃げて”わからない”と言っているのと同じよ







逃げないで、逃げないで




ここに 心の奥に





そうして女の子は傘を投げました