・ツボは四次元
こんにちは。
木もれび鍼灸院の弓削です。
現在、東洋医学の昔の本を翻訳中なのですが、
およそ８００年前に書かれた鍼灸やツボについての本ですが、
ツボに関する考え方が、現在とだいぶ違う。
ツボって押したり、揉んだり、すると身体の変化が起きると考えられています。
その効果を使って、痛みやさまざまな症状を治そうというものです。
こんな感じですね
ツボへの刺激である程度の変化が起きることはわかっていますが、
劇的な変化を起こすことや、病気を解決する・・・
というところまでは難しいのが実際です。
一般的なツボの考え方は
身体の表面にツボがあるという考え方ですね。
これって２次元の状態です。
では鍼を使ってツボへ刺すとどうなるか？
ツボの中へ鍼が入るわけですから、
【ツボの中】がどうなっているかを知る必要があります。
ツボの中？とはどういう事なんでしょうか？
ツボはまさしく壺のように中の形状に奥行きがあります。
ツボへ鍼を刺すという方法が
３次元のように平面から立体的にツボを捉えることとなります。
ツボを立体的にとらえて、
鍼を刺すことで、ツボの状態を変化させることができます。
ひずんだ状態を、ツボを正常な状態に変化させることで、
身体を健康な状態へ改善させることができます。
ここまでが、現代の東洋医学の考え方ですが、
古代の東洋医学の専門書を読んでいると、
時間の経過とともに、ツボが変化することが観察されているようです。
過去に時間とツボに関しての論文を訳したものがありました。
脳卒中後の抑うつ患者に対する霊亀八法の治療効果とQOLに及ぼす影響
ツボに時間を組み合わせることは、
平面から立体に時間という概念を加えることで
ツボは４次元で考えることができます。
時間によって身体や心が変化することはある程度わかっていますが、
ツボまで変化するとなると、受け入れがたいものがあるようで、
日本ではほとんど浸透していません。
現在翻訳中の本は鍼灸の源流ともいえる『鍼経指南』です。
この鍼経指南が土台となって、室町時代、江戸時代、明治、大正、昭和と
鍼灸が発展してきましたし、漢方も影響を受けています。
子午流注鍼法とも霊亀八法ともいう方法です。
不思議なことに、この時間とツボの考え方はだけが、
抜け落ちて伝わってきています。
ツボにはもっと可能性があり、
それを生業とする鍼灸師ならば、
迷信と片づけるのではなく、
【ツボと時間】知識だけでも知っておく必要はあると思います。
■阪急石橋駅徒歩３分の鍼灸専門院■
池田市石橋１-２３-５ 神戸屋ビル１階
072-761-5589
□初診時の治療の流れについて
□施術料金について
□アクセス
□患者様の声
メールでのご予約はこちらから
●お問い合わせフォーム
電話でのご予約はこちらから
●072-761-5589
□木もれび鍼灸院のホームページ
□薬膳教室のブログ
伝統はりきゅう専門の鍼灸院です。
本当の治療の為の針治療をお探しの方のための治療院。