I am sam
この作品をみたのはずいぶん昔だった。
久しぶりにみたらやはり感じ方が違った。
昔見たときは障害についの知識も乏しく子育ての苦労についての理解もなかった。
親は子供を育てることは当たり前のことだと思っていたんだよね。
でも、現実には育てたくてもうまく育てられない。
親も初めて人を育てる一人の人間なんだ。
仕事が忙しいとあまり子育てに参加しない親もたくさんいる。
子供と過ごす時間が多いことが良いわけではない、共働きしてその間人に見てもらってほどほどに朝と夜みるくらいがちょうどいいなんて親もたくさんいる。
だからといって愛がないわけではない。
この作品のサムは知的障害があり、7歳程度の知能しかない。
だけど、子育てはとても一生懸命だし投げ出すことなく子供への愛を注いでいる。
それでも、知的障害というだけで子供を育てる権利はなくなってしまうのか?
いや、他人からみたら知的障害のある父親が一人で娘を育てるなんて危なっかしいしもしもなにかあってからでは遅いという考え方も間違いではない。
紙パンツのおむつが主流の中でなぜかサムは布おむつを一生懸命替えてあげていたり
わからないなりに努力していることと愛がそこには確実にあり、手抜きなんてしていない
そんな様子がひしひしと伝わってきた。
ルーシーという娘役がダコタファニング!
こんなに美人に成長したなんて。
本当に今だからこそ見直したい名作。
実は2歳のルーシー役はダコタファニングの妹のエルファニングだ。来年1月公開「ネオンデーモン」でえらいものみてしまった。妹も美人過ぎる。
この美人姉妹からは目が離せない。
しばらくはこの姉妹の映画を見ようと思う。