歯茎の骨を再生する治療を受けてきました。
エムドゲイン(正式名称:エムドゲインRゲル ブタ歯胚組織使用歯周組織再生用材料)と言う薬…というか歯の細胞の芽(杯)を骨に塗るのです。


歯周病かなと思っていたけどめんどくさくてほっといたら、歯茎の骨が溶けて減っていたというありがちな状態。そのまま放置すると歯がぐらつきはじめて最終的には歯が抜けてしまうという意外と恐ろしい病気です。
今、歯が抜ける原因の一位は虫歯ではなく歯周病 ←ここ大事
無くなった骨は自分でもとには戻りません。

まずはガッツリ歯周病の治療をします。
①通常の歯石取り
②麻酔をしての深いところの歯石取り
③歯肉を切開しての歯の根元の汚れ取り(ひぃ~っ)
この①②③の治療は保険適用です。

が、③のところで歯の骨に再生治療を施すと自費。
歯科医院によっては、このエムドゲインとは別に保険適用の再生治療をしているところもあるそうですので
歯周病専門の歯科があれば相談してみるのもいいと思います。


切開………怖い。ええ、怖いです。ですが、ほっとけばいずれは歯が抜けて入れ歯かインプラント。
インプラントも骨がしっかりしていなければできません、そしてガッツリお金がかかる。
再生治療が自費で高いとはいえ、インプラント1本のお値段で5~6本の歯が治療できるのです。

まず抗生物質を痛み止めを飲んでから、麻酔をして歯肉を切開。
麻酔が効いているので全然痛くありません。←当然
てんぱったらさの氏、抗生物質の錠剤を取り落す。歯医者さん「新しいの持ってきますね」と
もう一つ持ってきてくれる。
で、麻酔なんですが、この歯科医院には数名の歯科医師さんが居て、
その中でもスリムな女性の歯科医師さんが麻酔の注射をすると、注射が全然痛くないのです。
本当に最初のチクッとする一回だけで、そのあと奥に刺していくのが痛くない!
刺し直しての歯の内側も全然痛くない! 先生…好き❤

切開具合とか見えはしないが、ガーゼを詰めて歯肉と歯の間を開いているのがなんとなくわかる…
歯と歯の根元をガリゴリと歯石取りをしている感じもわかる。でも痛くない。ホントに歯の表面を歯石取りしてる感じ。

綿球でなにか歯の奥の骨をくるりと拭いたと思った瞬間…痛い!
痛くて手を挙げる寸前にさっきの歯の両脇の歯も拭かれた!
痛い痛い痛いよう…(泣く)
マジで泣くほど痛い。
手を挙げたので先生と衛生士さんが「あぁ…痛いですか…」と聞くので、こくこく頷く。
顔を覆われてるので見えてないだろうが涙目である。
そこに先生がまた何かを塗ったんだけど、たぶんさっきのが消毒で今度のがエムドゲイン。
こんどのは別に痛くはないが、さっきの痛みがまだひかずにじわじわ痛い。
「まだ痛いですが」と衛生士さんが聞くので、指で「ちょっと」とサインを出す。
歯肉に詰めたガーゼを取ってる感じがして、「止血しますね」と先生が言って違うガーゼっぽいものを
切開した上に貼り付けた。数分してタイマーが鳴って「取りますね」とさっきのガーゼっぽい物を剥がした。
なにかごそごそしてる感じがあって、縫合し始めたのがわかる。
ああ、もう少しで終る。さっきの痛みもだいぶ引いてほぼ無痛。
おわって、軽くうがいをして、時計を見たら2時間20分経ってました。
また抗生物質と痛み止めを飲んで、本日の治療はおしまい。
抗生物質3日分と痛み止めを貰ってお支払をして帰って来ました。(お支払14万税込(*`ノω´*)コッソリ)

痛くはなかったけど、あ、いや、一部痛かったけど、
身体に力が入りっぱなしの2時間だったので帰って寝ました、二時間(笑)
その後も痛むことはなく、頬の腫れもほとんどなく(ほんのちょっとはある)
食事はさすがに用心してウィダーで過ごす。
切開したほうの歯でかんじゃダメ、歯ブラシ当てちゃダメ、というのが注意事項。
翌日も、なにか違和感はあるけど痛くはない。
翌々日も、朝はヨーグルト、昼はカップスープのパスタの入ったやつで過ごす。
痛くないので仕事は普通にできる、夕方消毒に行く。
痛くはないけど、なんか違和感はあることを伝える。歯肉の腫れが引いて歯の間に縫合の糸をダイレクトに感じます(笑)
「抜糸はいつですか」と聞くと二週間後と言われる。この邪魔な糸とあと二週間も過ごすのか…
切開が治るだけならもう少し早く抜糸してもいいらしいが、薬剤を塗ってるので
なるべく閉じておきたいからと言われる。

と、ここまでが手術とその後数日間の記録。
再生の確認まずは3ヶ月後。半年、その後2~3にわたって経過を追って行くらしいです。





福岡地裁 Goodnjob!

原料メーカーにも責任 茶のしずく訴訟の福岡地裁判決 3社に賠償命令

2018年07月19日

 

 「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品を使い、小麦アレルギーを発症したとして、福岡県などの20~70代の男女20人が、販売会社「悠香」(同県大野城市)など3社に製造物責任法(PL法)に基づく計3億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁(岡田健裁判長)は18日、3社に計約5735万円の支払いを命じた。小麦由来成分にも欠陥があったとして、原材料メーカー「片山化学工業研究所」(大阪市)の責任を認めた判決は全国で初めて。

 他の1社は製造元の「フェニックス」(奈良県)。原告のうち14人の賠償額は重篤性などに応じて1人当たり約250万~330万円。悠香、フェニックスと和解が成立していた6人には、片山化学工業研究所のみに同約251万~275万円の支払いを命じた。

 岡田裁判長は「通常有すべき安全性を欠いていた」として欠陥を認定。アレルギーの原因は小麦由来成分ではなく、用法違反にあるとした片山化学の主張は「洗顔せっけんの原材料としての用途、用法は想定の範囲内」などと退けた。被害の発生も科学的知見を総合すれば認識できたとした。

 弁護団の朝見行弘弁護士は「片山化学の責任を認めた判決は高く評価できる」。福岡市の原告の女性(30)は「6年間闘ってきた意味があった」とした上で、アナフィラキシーショックの発症については認められず、控訴する方針を示した。

 悠香は「判決を真摯(しんし)に受け止め、内容精査の上で対応を決めたい」、フェニックスは「判決を見ていないためコメントは差し控えたい」。片山化学の代理人弁護士は「法律的に問題のある判決。直ちに控訴をする予定だ」とコメントした。

=2018/07/19付 西日本新聞朝刊=
  ..