リリース当日の23日は、福島医大に行って来ました。






夏鈴が入院していた頃から新設されてたみらい館が完成していて、用あって広報課にお邪魔したら館内を少し案内して頂きました。
既存の施設から産婦人科が新しい施設が移動していて、その為に病院施設内も再編成されてて、以前お世話になった7階東病棟も医師や看護師さんの移動が多くて、慣れてたはずの病院だったけど、何処か違う雰囲気に戸惑いました。
なんと、夏鈴の主治医の先生が7月にドイツに行ってしまいました。
先生からのメッセージを一部だけ紹介したいと思います。






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すいません、留学のご連絡ができなくて。
(途中省略・・・)
ドイツへ来て、少し時間を持とうと思っていたところ、すぐに勤務が始まって今に至ります。休んでいるわけにはいかないと思う自分の性格を再認識して、それを受け入れてくれる環境を感謝すべきなのかもしれません。
福島医大に勤務し始めたのが19年前で、1年くらい他の施設にいたくらいで、ずーと大学にいましたので、外で経験を積むチャンスをいただけたので、よかったと思っています。
福島医大は新しい建物が建設されただけでなく、医師や看護師もかなり変わっています。福島県の患者さんからは大学は良くなったと言われるようにがんばります。
今回の件で、私物をまとめたのですが、夏鈴ちゃんの思いが残っているものは大切に保管してありますよ。また、田中さんからCDをいただけるのを楽しみにしています。
本人も大変だったと思いますが、すべてを知っているお母さんの苦悩は私には想像できません。夏鈴ちゃんを完治できず、すいませんでした。夏鈴ちゃんをなんとかできないか調べたり、他の大学の先生に相談しましたが、今の医学のレベルでは難しい状況でした。私は今振り返っても、夏鈴ちゃんへの治療方法の選択は間違っていなかったと思っています。夏鈴ちゃんの病気との戦いは医学論文になっていますし、これは永久に残り、同じ病気の患者さんに役立ちます。
私は夏鈴ちゃんの生きる強さや夢に向かうために何をすべきかを教えてもらいました。今後もがんばりたいと思います。
(以下省略)
 
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以上ですが、夏鈴ちゃんの症例はとても珍しく、医学論文にもなっています。2年前に先生からコピーを頂いて読んでいます。

ドイツにEternal Summer special editionが渡る日が近いです。
久しぶりに病院へ行って、2年の月日の流れと実感し、医学の進歩の足音もしっかりと感じる事が出来ました。
一人でも多くの患者さんを救う為に、先生は2年後に福島へ戻って来られます。