"ミチテカケル"


『ミチテカケル』という楽曲の動画をアップしました。


奥川直哉の絵画"ミチテカケル"から、インスピレーションを得て作ったお話でもあります。



こちらの絵をご覧ください⇩🐇

(右側が"ミチテカケル")

すこし小さな写真なので、見えにくいのですが、電車のなかに、少女が眠っている。よく見ると少女以外に人間はいなくて、なんと"月の満ち欠け"たちが乗車している。少女の眠りを妨げないように、まるで"満月"のような猫が鎮座している。現実と非現実の狭間の世界で、少なくとも少女は心穏やかに眠っている。"神隠し"なのか、"妄想"なのか……しかしながら彼女が眠りから覚めた時の"現実"の方が、彼女には厳しい世界になるのかもしれない。人間の心は"ミチテカケル"。満ちた瞬間から欠けていくものもある。その"現実世界"に備えて、彼女は、"この世界"で穏やかに眠る。
(みぞた勝手に解釈🐇🦋)


この絵を見たときに、色んなことを考えさせられました。
現実の世界での"カケル"に疲れてしまった人々に、それでも"ミチテ"欲しい。
"ミチル"ために戦う人々に、例え"カケテ"しまったとしても、再び"ミチル"ために奮起して欲しい。

そんな気持ちで作りました。

そう、これは、『孤高の君』のためのお話。
例え、一寸先が闇だったとしても…



それではこちらからご覧ください♡🐇🦋⇩
(こちらの動画は、生声と生アコーディオンのみのマイクレスで撮影しました。更には、一発勝負のワンテイク録り。誤魔化しは一切なしの作品です。)

『ミチテカケル』


満ちては欠ける 

満ちては引く 潮の波

満ちて移ろう 人心

満ちては欠ける 


そうやって君は 乗り越えてきた

いつだって君は 独りで歩み

そうやって君は 満ちては欠けて

欠けてしまったもの 抱きしめてた


そうやって君は 己を信じ

いつだって 独り うたってきた

そうやって君は 満ちては欠けて

泡沫の夢を 追いかけてる


満ちては欠ける 

満ちては引く 潮の波

満ちて移ろう 人心

満ちては欠ける 


居眠りなさい おやすみなさい

咽び鳴く 夜鳴鶯よ

居眠りなさい おやすみなさい

ひとときの夢 誘う 朧の月夜


満ちて欠けて 満ちて欠けて

ミチテカケテ 満ちて散りぬるを

色は匂えど 黄昏月浮かぶ

気高き君よ

孤高の月よ


満ちては欠ける 

満ちては引く 潮の波

満ちて移ろう 人心

満ちては欠ける