↑の続き
手術室にはネイルはもちろん
つけまつげもカツラも持ち込んではならぬ
おパンツと手術着のみ
ありのままの自分で挑むのです
ワタシはド近眼なのだが、
コンタクトももちろんダメ
メガネですら、
「手術室まで歩ける程度ならお部屋に置いてって下さい」
と言われる
看護師さんと先生が一緒に行ってくれるから、メガネなしでも問題は無い
部屋に入り台に乗り横になると、温風で膨らませたビニールのふわふわが掛けられる
ホカホカ
まずは硬膜外麻酔用の針を背中に刺す
マジこんな感じ
てかなんでこんなイラストがあるんや？
さすがいらすとや
ボチボチ痛い
痛みに強い（というか鈍い）さくもん的に、痛さレベル4（1〜10段階）
そこから仰向けにされ、いよいよあの
シュゴーシュゴーするやつが口に充てられる
ワタシね、
このシュゴーシュゴーするやつから麻酔薬が入っきて眠くなるんやと思ってたの
違ったわ
点滴からやった
47歳にして知る麻酔の真実
シュゴーシュゴーシュゴーシュゴー
これは酸素（らしい）
「さくもんさん、ゆっくり呼吸してください。
今から麻酔入ります。点滴刺さってるところがちょっと痛くなりますが我慢して下さいねー」
ギュギュっっ
ギューーーん
痛っ！！
ぎゃーー痛い痛い痛い痛いよ
点滴した腕がいたーい！
痛さレベル７！
痛…い………
ぐーーーzzz
ハッ！
「さくもんさん、分かりますか？起きて下さい。終わりましたよー」
※この辺の会話や起こし方は記憶が曖昧
終わったの？
…
…
…
…
医師「さくもんさーん、コレが取った子宮ね。見えるー？」
は…
はい〜
見た
うん
けど
眠い
ストレッチャーで病室へ運ばれる途中、オットが近くに来て先生と何か話してた
その際なぜか
取った子宮を先生に見せられていた
先生〜〜
オットは見ないって言ってたよー笑
病室に着き
色んな管がついたまま寝かせられる
脚にはフットマッサージャー（？）が装着され、血圧や体温を測られる
血圧は78とかで
「ちょっと低いね」
みたいなこと言うてた記憶
看護師さんに
「痛みが出てきたらこのボタンを押して下さいね」と、硬膜外麻酔注入ボタン（？）を渡され、しばし眠る。
ここら辺はもう記憶があまりない
ほぼ眠ってたし、痛くなって来たら麻酔ボタンをすぐポチッとしてた
たまに目覚めて
なんか右手が痛いな
と思って見たら、点滴の針が手の甲に刺さってた
えー？なんで？
予備？
とりあえず刺してあんのかな？
反対の左腕は点滴薬がずっと投与されており
あまり動かせない
両手共痛い
かろうじてスマホを持ち、LINEを確認する程度
返事は上手く打てないが
とりあえず友人達に無事を報告
LINE少ししただけで疲れちゃって
また寝る
そういや今日もなんも食べてないし飲んでない
ご飯いつ食べられるの？
※基本ご飯の心配しかしてない
硬膜外麻酔してるせいか、脚がめっちゃ腫れてる感じがする
動くんだけど痺れがすごい
これ治るの？
ねぇ大丈夫なの？
なんかもうめっちゃ不安になる
フットマッサージャーも左脚側だけ全然動いてない気がするんだけど
そっと
左腕の付け根あたりを触る
なんか腿デカない？
脚が3倍くらいに感じる
ヤダ！何？何なの？怖い！
か、看護師さんっっ
思わずナースコール
「どうしました？」
わ、ワタシの左脚、めっちゃ腫れてませんか？痺れてフットマッサージャーの感覚すらないんですけど大丈夫なんですか？
「特に腫れてませんよ。背中の麻酔が効いてるのでね。マッサージャーもちゃんと動いてますし、大丈夫ですよ」
は、ホントに？
「はい、それより痛みは大丈夫ですか？何か不都合ないですか？まだお水は飲めないので、うがいだけでもしますか？」
優しい…
優しすぎる白衣の天使
娘くらい若い看護師さんに
全てを委ねるアラフィフさくもん
うがい、うがいがしたいです…
「お口渇きますよね。うがいしましょう」
うがい〜
うがいだけが今の癒し
看護師さんには大変申し訳ないが、もうホンマ喉がつらくて、夜中に３回くらいうがいさせてもらったわ
深夜には熱も出てきて暑くてふぅふぅ
硬膜外麻酔も切れ、痛みにのたうちまわりナースコール
点滴と座薬のダブルコンボでも、そこから朝までほぼ眠れんかったぜよ…
痛みに強い（鈍い）わたしでもこんなカンジ
皆んな、
ホンマ身体は大事にせなアカン
手術なんて一生せん方がイイ
てことで、
つづくーーー