実は
私の 「ルーム」 にも書いてるんですが
芸妓から わんさかラブレター もらった 歳サンと
お茶屋遊びをしてみたい
やっぱし あの当時から ♪ 金比羅フネフネ♪ なんやろうなぁ
萌え~
で!
世阿弥 にとって「生き返って欲しい人」もいたはず
ワタクシ 勝手に想像するに
元雅 なんではないしょうか。
世阿弥の父 観阿弥は
享年 52歳
彼は突然に亡くなってしまわれたんですよ
死のほんの数日前まで
富士の裾野にある 浅間神社で舞っていたのに
その当時
世阿弥は21歳
この別れは相当に辛かったはず
でも
世阿弥の息子 元雅は
享年 32歳
・・・
長男がこの 元雅 ( もとまさ )
次男 元能 ( もとよし ) も
ともに
世阿弥 37歳頃に生まれているんです
人間50年・・・と言われた時代のこと
40歳目前にしてやっと授かった あととり
しかも
「子ながらも 類なき達人」
と 世阿弥に いわさしめた逸材
叙情的な、詩的表現あふれる
能 を残しています
それが 若干32歳
しかも
どうやら 殺された らしいのです
・・・元雅の子 もまだ幼く
・・・次男の 元能 は出家してしもてるし
観世座 の存続にも関わる大事件
・・・世阿弥 のショックは計り知れないですね
「夢跡一紙」 という
追悼文が残っているほどです
この時 世阿弥 推定69歳・・・
この中で彼は
歌を2首書いています
そのひとつが
思ひきや
身は埋もれ木の 残る世に
盛りの花の 跡を見んとは
いくつになっても
子が 親に先立つとは
悲しいものです
・・・
人間 憂いの花盛り
無常 の嵐 音 添い
死生長夜の 月の影
不定の雲 覆へり
げに目の前の 憂き世かな
げに目の前の 憂き世かな
元雅 作 「 隅田川 」 より
隅田川については こちら