7月21日、ペルー滞在の最後の土曜日、念願のコンクールに出場しました。
場所は滞在先からも近い(歩いて行けますが、荷物があるのでタクシーで行きました)、
サンミゲルの動物園と遺跡の公園の隣にある学校の体育館です。
午前10時開始。
アカデミアのマネージャー曰く、
「10時には絶対始まらない。疲れるだけだ。考えてみて、ここはペルーだよ。」
というアドバイスに従い、1時に集合しました(笑)。
まずは腹ごしらえに、お昼を食べて、
私は先に着替えと化粧を済ませました。
パレハのミチェルは汗をかくから、後で着替えるとのこと。
二人で、会場の中から聞こえる音楽にあわせて練習。
コンクールはブラスバンドの生演奏です。
と、突然他の人からあなたたちのカテゴリーは次よ、と告げられました。
えっーーーーーーーーーーー!!!!
あんなに何度も何度も順番に変更はないか聞いて、
「無い。」と言っていたのに!!!!!
最後から二番目って言ってたのに!!!
すごく早くなってるじゃない!!!!
ミチェルはあわてて着替えに行きました。
私は席に戻って、口紅を塗り、
スカートとゼッケンを引っ掴んで、集合場所へ戻りました。
かなり焦っています
ところが、ミチェルが全然戻って来ません。
係りの人も一緒に叫んでくれたのですが、たぶんトイレで着替えているのでしょう。
とうとう入場行進が始まってしまいました。
仕方がないので、一人で行進…
前を歩くペアは、トルヒーヨのチャンピオンのチーノ・テローネス。
第一グループが踊り、
第2グループが踊り始め…
私たちは第3グループ(後に回してもらったのですが…)
頭の中に
「棄 権」という文字がちらつきました。
ここまで来て棄権なんてっ!!!!!!
と、そこへひょっこりミチェル登場!
あー本当によかった
係りの人にも、チーノにも同情されました。
さっきまでの恐怖に比べたら、
本番なんて怖くない
しかも曲はよく知っている”ベロニカ”でした。
ラッキー
コンクールでは、何の曲がかかるかは
入場の際にくじを引いて決まります。
マリネラ・リメーニャのように気分で長さが変わることはないのですが、
膨大な曲から、聞いたことがない曲がかかることも多々あります。
一応振り付けはあるのですが、曲によって長さが違うので、
それに合わせて、他の動きをつけ足したり、省略したりします。
それをペアの相手と目配せなどで踊りながら合わせて行きます。
これが難しい。
でも、出来なくてはコンクールには出られません。
しかも、女性がリードして、男性がそれに従います。
さすがにそれを厳しく練習してきたので(めちゃくちゃ怒鳴られながら(笑))、
落ち着いて踊れました。
残念ながら予選は通過できませんでしたが、
とても楽しかったし、勉強になりました。
ミチェルとは前日に練習しただけなのですが、
もっと時間があったら、予選を通ったかもと言ってもらって
嬉しかったです。
ミチェルと。
そして、、何度もコンクールに出場して、経験を積むことが大事と痛感しました。
日本にいてはかなわないのが悲しいところですが、
これからも練習を続けて、レベルアップしていきたいです。
会場には知り合いがたくさんいました。
マリネラ・リメーニャの生徒仲間。優勝おめでとう
また、日本でのペルー人の友達に偶然会いました。
本当に驚いて、しばし固まってしまいました。
世界は狭い