<全部の自分で生きると

決めたこと>

 

韓国でAさんやBさんが

私の講座をバンバン

紹介してくれて感動した。

 

15年間ひとりでやってきた私は

こんな風に

凄腕の芸能事務所社長みたいな人が

私の味方でいてくれて

堂々と売り込んでくれて

必要な人の背中を押して

目の前に連れてきてくれたら

どれだけ幸せで心強いだろうかと

ひとときの真夏の夢を

見せてもらっているような

そういう気持ちだった。

 

その目の前の光景が、

何か意味があって

神が入っている間だけの

采配なのだと分かっていても、

 

自分のそれまでの孤軍奮闘の

孤独感みたいなものに

気づいていなかった私の

心の隅々まで

水が染み渡って

癒されていくようで

 

私はひとりではないのだと思えて

 

ありがたくて

胸がいっぱいになって

涙が出そうになった。

 

 

周囲の方々が

「クロージングかけられちゃってるよ〜〜!」

とか言いながら、

「でもお金が〜〜」

「いややっぱ受けよ!」

「私疑り深いから、もうちょっと説得して」

とか口々に

正直に質問してくれたり

もんどり打ちながら、

笑っている様子や、

その場でお金の算段をなんとかしようと

現実的な交渉をしてくれたりして

 

途中から合流したCさんが

「でも、クロージングって大事だよね。

クロージングしない人ってたまにいるよね」

とさらっ〜〜とクールに呟いてて、

 

精神世界を大切にする方には、

ビジネスや投資に偏見がある方も多いので、

「お〜〜、ここではそういう話も

偏見なくできるのね!

いいな大人の関係」って嬉しくなった。

 

韓国での講座で

みなさんが、

受け身で待っているのではなく、

自分から取りに来てくれる姿勢や

人前で聞きにくいことも勇気を出して

ぶつかってきてくれる姿勢にも、

やる気がモリモリ湧いて来て。

 

自分の弱さを笑い飛ばせる明るさも

疑問や不満や疑いも、口を閉ざさずに

はっきり自己主張してくれることにも、

生き返るような気持ちがした。

 


 

この仕事を始めてから、

スピリチュアルなことや

耳触りの良いことや

オブラートに包んだことしか

話せない関係が多くなり

 

それはとてもとても

優しい世界なのだけれど

それだけだと

私の半分しか生きていない

ような気がして、苦しかった。

 

もちろんそれは

全部自分の選択の結果で

自分以外の誰のせいでもなくて

ただ少しずつ自分の望む場所から

遠くに来てしまったような気がする。

 

そうしていつの間にか、

世の中を逞しくエネルギッシュに

生きて行く姿勢や、野心や、

ミーハーなことや国際的なこと、

投資やビジネスまでをも

偏見なく、本音で率直に話せる

現実とバランスのとれた関係に

飢えていたのだと思う。

 

私にとっては、

この仕事と同じくらいの情熱と探究心で

韓国ドラマが好きだし!(笑)

面白いプロジェクトがあれば

メディアの仕事もやるし!(笑)

 

その全部が自分なのに

それらを自由に

見せられなくなっていた。

 

特殊な能力を持っている

神聖な私だけではなく、

現実の素の私全部で付き合える

自立した対等な関係が欲しかったのだなあ

 

 

 

もう、この仕事を続ける上で

自分を殺さず自分らしく行け。

遠慮するな。

自分を取り戻せ。

 

そう言われている気がした。

 

精神的に自立していて

自我が確立している人なら、

人から何か誘われても

売り込みをかけられても

NOと言うことができるし

自分で決められる。

 

でも色々あって、

いつの間にか、

 

NOと言えない人や

自我が弱い人を

傷つけないようにと、

 

他力本願な人や依存的な人を

誤解させないようにと、

 

自分の発言に慎重になりすぎて

言葉がパワーダウンしていって

 

そして

そういう自分の無難な発言が

自分でもどうしようもなく

つまらなくて退屈で。

 

 

様々な分野での自己投資を

重ねて来た方ほど

非現実的な期待ではなく、

シビアに比較して

投資価値を評価していただける。

自分のやっていることが

報われる気がして

本当にありがたかった。

 

Bさんと食事中に

私が直接誘ったら、断りにくいだろうし

逃げ場がなくなるから悪いかな、

と思って、遠慮しちゃう!」

とに話したら、

 

「え〜〜!直接誘われたら嬉しいよ〜!

 断るかどうかはその人が決めればいいんだから!」

と明るく言ってくれて

そ〜だよな!と気が軽くなった。

 

私は昔の仕事で営業畑だったので

本当は100回断られても気にならないし

また断られたからと言って

相手のことをどうこう思ったりもしない。

 

営業というのは、断られて当たり前の世界。

 

自己都合の押し売りではなく、

相手に喜んでもらいたくて、

あの時教えてくれてありがとう、

あの時背中を押してくれてありがとう、と

喜んでもらえることを

目指してやるものだと思っている。

 

相手の利益を考える貢献心と

自信と積極性がなければ、

人の心には響かない。

 

この仕事を始めて数年間は

自分が提供していることに

自信を持っていて

ブログもきっぱりはっきり

言い切りで発信していたのに

 

いつの間にか、

影響力を全開にしないように

遠慮をするようになっていた。

 

でもそれは全部

どんな人たちのことも

取りこぼさずに力になりたい

と思った私の純粋な欲や

はたまた奢りだったり

 

また誤解や依存に傷つくのは

耐えられないと思う

私の保身や弱さから

生まれたものでもあり。

 

スピリチュアルにありがちな

相手を尊重すると言うスタンス

「その人にはその人のタイミングがある」

「どちらでもいい」

 

だから

「ほっておく」

「触らない」

「何もしない」

 

と言うのは、

確かに相手の自由を尊重する

素晴らしいスタンスだけど

時に、自分の自信のなさや消極性の

隠れ蓑になる場合もあると思う。

 

私はもう少し、積極的に生きたい。

 

 

社会性のない

スピリチュアルではなくて

正しい生き方などではなくて

 

日常や社会の現実をしっかりと

逞しく生きていくために

スピリチュアルを一つの手段として

使って生きたい。

 

そして、現実を生きる人を

応援して生きたい。

 

全部の自分を見せて

失望されても

誤解されても、

離れていく人がいても仕方ない。

 

例えばアーテイストは、

職人だから営業ができなくて当然とか、

神聖なことやクリエイティブな仕事と

ビジネスは同居できないなんて、嘘ですよ。

 

私は著名なアーティストと

仕事もして来ましたが

売れている人ほど、例外なく

自分の売り込みができて、

お金や数字の話ができました。

 

最初は「アーティストは営業やお金の話が苦手」

と言う巷の都市伝説を信じ込んでいたのですが

売れているアーティストは例外なく

最高の営業マンでした。

 

お金やビジネスを扱うと

純粋性や創造力がなくなるなんて

嘘です。

 

どれかが卑しくて

どれかが尊いのではなく

精神性も創造力も

ビジネスもお金も肉体も

分け隔てなく

この上なく尊く豊かで美しい

この世の贈り物です。

 

 

未熟な私ですが

限りあるこの命を精一杯使って、

この世の全ての美しさと尊さを味わい、

大切なひとを大切にして、

自分のやるべきことをやり、

どんなときも楽しく

生きていこうと思います。

 

自分の気持ちを確かめながら

何度も何度も書き直して

読み返すたびに

泣けて泣けて

書いた割には

面白くも何ともないような

気もしますが(笑)

 

私の超個人的な長文を最後まで

お読みいただき、本当に

ありがとうございました。

 

感謝を込めて

 

LOVE, LOVE, LOVE