デマ大拡散、報道統制、期日前投票箱操作、ムサシ活用。どんな汚い手を使ってでもサキマ氏を勝たせるはずだった安倍自民がまさかの沖縄知事選敗退。昨夜はFacebookもツイッターも、タイムラインは全国津々浦々お祭り騒ぎで、元旦よりたくさん「おめでとう」という言葉が飛び交っていました。「本当によかった!」「自分の選挙区より嬉しい!」「深夜に祝い酒を飲んでしまった」等々、祝福ムードがまだ漂っています。

 

もちろん犬HKをはじめ全国放送のキー局は常時SNSをチェックしているのに黙殺。自民勝利なら開票1分以内に「圧勝」を作り上げて延々と放送してるのに、国政より重要と言われる沖縄知事選の結果は台風にかこつけてちらっと映像やテロップで流しただけ(スポーツニュースの時は台風情報はフレームに押し込めてしっかり報道)。きょうのワイドショーでは陰険な顔をしてまるで玉城デニー勝利が問題だったかのような報道のしかたで数分で流しただけ。どんだけ安倍政権に忖度し続けるんでしょう。

 

感動の記事や動画をどんどん紹介したいと思っていたところ、こちらのブログ↓で記事リンクやツイートをまとめて下さってたのでリブログです (⌒▽⌒)。感謝。


 

Facebookで昨夜拡散されていた、いつも肩の力が抜けているデニーさんの、新知事としての第一声も埋め込んでおきます。この人の声と言葉は心に響きます。

新沖縄県知事 第一声【動画】 シェアお願い致します。

関熊 正文さんの投稿 2018年9月30日日曜日

もしFB動画が表示されなかったら、登録している人はこちらのリンク先で視てください→https://www.facebook.com/sekikuma/videos/1731346996976483/

 

さて、昨日すでにAERA.dotの西岡千史記者によるこんな良記事が出てたので、こちらも読んでみてください。ジコチューオッサンだらけの老人の国本舗のズレまくりぶりがよくわかります。

玉城デニー圧勝の理由を選対幹部が明かす「本土頼みで自滅した佐喜眞陣営、沖縄主体で勝利」

「翁長知事がしっかりと築いた礎を積み上げ、多くの県民のみなさんと一緒に希望へと進んでいく。そのことを翁長知事に約束したい」

 



【写真】若者たちとカチャーシーを踊る玉城デニー氏

 翁長知事の死去に伴う沖縄県知事選は30日夜に投開票され、辺野古移設に反対する玉城デニー・前衆院議員が当選した。翁長県政継承への決意表明は、メディア各社で当選確実が報じられ、支援者らとカチャーシーを踊った後の言葉だった。

 激戦が予想された選挙戦だったが、フタを開ければ玉城氏の圧勝。その理由をたずねると、玉城陣営の幹部は淡々とこう話した。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし、だね」

 言わずと知れた、プロ野球の名監督・野村克也氏の名言である。なぜ、この言葉を選んだのか。そこには、佐喜眞淳氏の陣営に3つの“ミス”があったからだという。

「一つ目はキャッチコピー。いくら翁長知事の弔い選挙だといっても、正直、勝つのは難しいと思っていた。それが、相手のキャッチコピーを聞いたときに『勝てる』と思った。佐喜眞氏のコピーは『対立から対話へ』。これはおかしいよね。沖縄に対立を持ち込んだのは本土の人間でしょう。広告代理店なのか、選挙参謀なのか知りませんが、沖縄の歴史をまったくわかっていない本土の人間が選挙やっているんだなと思った」

 二つ目が、女性票だ。出口調査では、女性票で玉城氏が佐喜眞氏を大きくリードした。ここでも佐喜眞氏は致命的なミスをおかしていた。

 9月5日、候補者による公開討論会で女性政策を問われた時、佐喜眞氏が「女性の質の向上」と話したのだ。この発言はインターネットでも拡散され、「女性は男性よりも劣っているという意味か」との批判が殺到した。結果、選挙中の情勢調査でも玉城氏は終始、女性票で優位に立った。「あの失言はボディーブローのように効いただろう」(前出の選対幹部)という。

 そして最大のミスは「人選」だ。佐喜眞陣営の選挙には、小泉進次郎筆頭副幹事長や菅義偉官房長官など、自民党の大物が次々に沖縄にやってきて、応援演説をした。これが裏目に出た。

 

(p2)

「進次郎さんの演説を見に行ったけど、動員ばかり。得意のダジャレも滑っていたし、名護市長選の時に若者をたくさん集めた時のような熱気はなかった」(自民党関係者)

 いまや日本で最も演説会での動員力があると言われている進次郎氏。“客寄せ神話”は崩壊してしまったのか。

「崩壊というには、彼にはかわいそうかも(笑)。というのも、一緒に演説したのが菅さんで、『携帯電話料金の値段を4割下げる』と言ったからです。知事にも官房長官にもその権限はない。そんなことは誰でもわかること。『沖縄県民をバカにしているのか』と多くの人が思ったはずです」(前出の選対幹部)

 これだけではない。東京からやって来た政治家たちが、次々と沖縄で顰蹙を買った。

「ある国会議員は、世論調査でも基地問題が最大の争点になっているのに、戦争中の話をわざわざ持ち出して、『沖縄の人たちはよく戦ってくれた』という話をしました。たしかにその通りなのですが、玉砕させたのは本土の人間でしょう。沖縄の人は、本土の人がこういう“愛国漫談”をすると、トゲに触れたように敏感に反発する。なぜ、佐喜眞陣営はこんな話をするのを止めなかったのか。おそらく、安倍政権には何の意見も言えないんでしょうね。そのことがわかって自民・公明の支持者が逃げた」(同)

 そのほかにも、小池百合子・東京都知事や石破茂・元自民党幹事長など、次々に大物議員を投入したが、すべて不発に終わった。

「もちろん、野党も幹部議員が沖縄に来ましたよ。しかし、スポットで演説することはあっても、できるだけ目立たないようにした。これは、新潟県知事選で野党の党首達が一斉に演説して、新潟の人たちが反発したことの反省からでした」(同)

 沖縄主体の選挙戦を展開した玉城陣営に対し、中央とのパイプを明確にして"自滅”した佐喜眞陣営。予想以上の票差の背景には、こういった事情があったのだ。

 そして玉城氏陣営が9月22日に那覇市で開いた集会で、翁長前知事の妻、樹子(みきこ)さんがマイクを握り、「政府の権力を行使して沖縄県民を押しつぶそうとしている」と訴えたことも大きかった。

 選対幹部はこうも語った。

 

(p3)

「デニー選対は、若い人がよく頑張った。佐喜眞選対にも若い人がいたが、こっちはみんなボランティア。給料もらったり、動員かけられたりして来ているわけではない。熱心さが違ったと思う。デニー選対の青年局は、翁長知事の息子の雄治(たけはる)くんが局長で、SNS班がネット選挙を盛り上げた。それがデニーさんの勢いにつながった」

 玉城新知事には、公約である「辺野古移設阻止」という難題が待ち受けている。若者たちと一緒に、“官邸の壁”を超えることができるのか。(AERA dot.編集部/西岡千史)

 

さて、それでも気を引き締めなければ、今後もどんなブラックな手を使ってくるかわからないのが、戦争オタクの頭空っぽの売国奴坊ちゃまを担ぐ軍事独裁政権。

 

那覇市は2015年はまだムサシを導入していなかったはずですが、今回こんな画像を頂きました。これ、ムサシかどうか解りませんが自動開票マシンですよね?那覇市も入れてるわけですね。 5%以上サキマ候補がデニーさんを引き離している場面です。

沖縄県の22%を占める那覇市の人口で、ムサシを使われるとサキマ氏にはかなり貢献したはずですが、それでもデニー票が多すぎて敵わなかったってことですね。(でも、今年2月の名護市長選では出口調査で9%リードしてた稲嶺元知事が敗れるという異常事態が起きたといいます。名護市では2012年にムサシ導入していましたが、2014年の選挙では故障で手集計→民意を反映した稲嶺氏が当選でしたが、今年は自動開票だったようです。)

 

そしてこちらも注目。なんと若年層では沖縄を食い物にしている日本会議自民のサキマ氏支持のほうがデニー支持を上回ってます。

ちだいさんが体験したキャバ嬢の話はある程度実態を表してたと思えます。県民をバカにした「沖縄だけ携帯電話4割値下げ」という内閣官房長官による買収発言に負けた若者も多かったかもしれません。なんせ有権者らから求められてもいないのに、選挙権を必死で18歳まで引き下げたかった自民党ですから。

 

いやぁそれにしても、久々にこの国に希望が見えてきました。沖縄、ありがとう!