赤ちゃんに「木のおもちゃ」をあげたい7つのワケ(前編) |   ☆Petit Petit Planet☆~コドモ×エホン×オモチャ

赤ちゃんに「木のおもちゃ」をあげたい7つのワケ(前編)

アイコンママブロネタ「コラム」からの投稿


コラム



赤ちゃんにとって、史上最強のおもちゃはパパママのスマイル&ボディ!

抱っこやナデナデ、高い高いやくすぐりっこに勝るおもちゃは存在しません。

何故なら、赤ちゃんが一番心地良さを感じるのは、お腹の中で十月十日を過ごした“人の肌”だから―。

触れ合いイチバン、おもちゃはニバン~★


でも、そのニバンを選ぶ時に、ひとつ取り入れてみてほしいのが《木の素材》なんです。


木のおもちゃは手にやさしい


木は、触れた感じが、大人でもなんとなく気持ちいいもの。

切り倒されて製品になっても、環境の湿度変化に応じて、水分を吸ったり、吐いたりすることによって伸縮。

この「調湿機能」が動物の呼吸とよく似ていることから、木材には人肌に似たぬくもりや心地良さなど「生命」を感じる質感があり、安らぎと安心感を与えてくれるからです。

人と人の“触れ合い”により近いおもちゃなんですね。


木のおもちゃは耳にやさしい


耳をすまして聴く木の“音”も心地よい刺激です。

積み木を重ねる時に、コン、カチッと鳴る音。

カチャカチャカタカタ、木製のガラガラが鳴る音。

木の音色は、どれも柔らかで暖かみがありますね。

木材の持つ“軽さ”と“振動吸収”の性質が、人間の耳にちょうど良い優しい音を作りだしているのだそうです。

古来より、楽器の多くが木製なのもナットク!


木のおもちゃは目にやさしい


“色や木目”もポイント。

ミズキ、ブナ、クルミ、ウォールナット…種類によって様々ですが、基本的に木材の色彩は暖色といわれる範囲内のものばかり。

さらに、赤外線の反射が大きい性質から、見るだけであたたかさを感じ、反対に眼に有害な紫外線の反射は小さいといいます。

赤ちゃんは視力が弱いことから原色が良いとされていますが、だからこそ、なんでも口に入れ舐めて確認することで、物の形や性質を学ぶ時期。

たくさんの色やデザインに出逢う前のプレ体験として、形に集中できる木のおもちゃもオススメです。


木のおもちゃは鼻にやさしい


清々しい木の“匂い”も、赤ちゃんの小さなお鼻をリラックスさせてくれます。

森林浴で人が癒されるのは、「フィトンチッド」という木が放つ成分のため。

心地よい香りでストレスを解きほぐし、肝機能を高め、安眠を誘うなどの健康作用や、抗菌作用と脱臭作用を併せ持つフィトンチッドは、製材からも発散されているのです。

“匂い”は記憶を喚起する力が強いと言われていますが、生活空間から木製品が減りつつある今。

木のおもちゃの香りが、幸せな幼児期の想い出につながる日が来るかもしれません。


木のおもちゃは口にやさしい


好奇心旺盛で、目につくものはなんでもなめ回す赤ちゃん。

赤ちゃんは手先の感覚が未発達で、手で触ることだけでは脳に十分な情報を送ることができません。

そのため、母乳を求めて優先的に感覚が発達した「口」を使って、モノの大きさや形、性質などを学習しているのだそう。

また、なめて雑菌を取り入れることで、母乳の抗体を武器に自ら免疫力を上げているという説もあります。

むしろ、危険があるもの以外は、いろんな質感のものを積極的になめさせてあげたいですね。


丁寧に磨かれた木のおもちゃは、人肌にも通ずるやさしい“舌触り”と、匂いとセットになった独特の“木の味”があります。

酒樽やすし桶の例でもわかるように、木材は味覚とも無縁ではありません。

また、赤ちゃん用木製玩具の塗料は、なめても安全なものが使われていることがほとんど。

おしゃぶりとして歯固めとして、安心してなめさせてあげられる“味のある”アイテムになるでしょう。


<赤ちゃんに「木のおもちゃ」をあげたい7つのワケ(後編)に続く>


元のコラム記事を読む