心の中で100遍唱える魔法の言葉「ママ友なんかいらない」 |   ☆Petit Petit Planet☆~コドモ×エホン×オモチャ

心の中で100遍唱える魔法の言葉「ママ友なんかいらない」

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コラム



泣きながら帰ってきたムスメの話


「ママァ、Aちゃんに侮辱されたァ」ある日、小二のムスメがすすり泣きながら玄関の扉を開けた。学校の仲良し女子グループ内でイヤなことを命令されて突っぱねたら、『Mは足遅いし言うこときかないから“秘密基地”ごっこ入れてあげない!』と言われたとのこと。ウワァ~ン!

てそんなことかよ…。イヤイヤ大人目線を下げろ、子どもにとっちゃ大問題。たしかに侮辱だな、50m走ムスメAちゃんより早かったじゃないか。さらに大好きな“秘密基地”から締め出されるなんて。そこ泣くトコじゃない、怒るトコだから。『ダン!!』とテーブルを叩くハハ。Aちゃんにキミがイヤだと思うことをやらせる権利はない!ガマンするな、イヤなことはイヤだって言っていい、卑屈になるな!

「誇り高きアン・シャーリーならどうしたと思う?ギルバートの“ニンジン”を許さずリンドのおばさんにも“赤毛のやせっぽち”なんて言わせっぱなしにさせなかったアンが。そんなん石板ぶっ壊しモノだろが!」と最近親子でハマりアニメDVD全巻観尽くし原作読書中の【赤毛のアン】を持ち出して、「でもケンカはしたくないんだよー」とすでに涙も乾いて穏やかなムスメに「かんしゃく起こせ!」と勧めるモンペ母。

空気読み過ぎだよキミ!あ、それも親のせいか…そいつはすまなかったねぇ。なので、自分が子どもの頃毎日息苦しかった女子グループの話、最終的にはボスも取り巻きもターゲットが週替わりのイジメにもうんざりして、一人遊びや読書に没頭した小学生時代の話をすると、目を輝かせて聴いている。

「ママが子どもの頃、大人に一番言ってほしかった言葉は“友だちなんかいらない”だ。だから今、100遍でも言ってやるよ。“友だちなんかいらない”、“友だちなんかいらない”、“友だちなんかいらない”、“友だちなんかいらない”!!」

「ヒドイお母さんだねェ」と笑うムスメ。

「【赤毛のアン】のダイアナみたいな“腹心の友”に巡り逢うまでは、そこまでじゃない“遊び友だち”のことで気を病むなってこと。だったら一緒に何かを創り上げる“仲間”がいい。友だちからの“お願い”は優しい心で聞いてあげてもいいけど、“命令”ならムシ。だって、みんなと仲良くしなくていいんだよ?たとえ世界中を敵に回しても、キミにはパパとママとマメが居るから絶対にだいじょうぶ!いいかぁ、合言葉は“友だちなんかいらない”だ!!」

このムチャぶりで逆に気分が楽になったか、オヤツを食べ終える頃にはご機嫌に。翌日、学校でAちゃんに会うとケロリと昨日のことは忘れていつもの仲良しグループだったらしいが。ならばなおさらムダに心を痛めず済んでよかったネ。

ママ友なんかいらない


幼友だちは別格だけど、“同じ学校”ってだけでは今生の縁にはならない―そんなこと経験者である大人が一番分かってる。なのに、入学式では「友だち100人できるかな♪」卒業式では「ベストフレンズ♪」と、友人の大切さを押し付けられる子どもたち。自ら選んで居る訳じゃない狭い枠の中で、空気を読めば読むほど気持ちをガマンして、空気を読めば読むほど“空気を読まないヤツ”の存在がガマンできなくなる。いじめっ子もいじめられっ子も根っこは同じ、集団って難しい。

子ども同士は自我が確立される中学以降の巡り逢いに期待することにして、私たちママはどうだろう。未だに心は小学生女児のまま、空気を読んでガマンして、ハブにされることを恐れてる?小学校が“学童”の共通項で集うグループなら、ママ友の共通項は“子育て”だけど、両者ともに個人によって千差万別、合う合わないが大きい現実。

だったら、一緒に何かを創り上げる“仲間”を求める方がいい。夢や志が同じ仲間は、目標がハッキリしている分瑣末なことに囚われて人間関係がギクシャクしたりせず、お互いの個性を尊重することができるから。やりたいこと一杯のワクワクする話や建設的な議論が中心となれば、自分の子どもや他人の子どもの話はむしろ“ついで”。○○ちゃん○○くんママではない「ワタシ」の仲間が、たまたま同じ「ママ」だった…そんな、自分を中心とした理想の友人関係になれるかも。ただでさえ自分時間が少ない母親業。子どもネタで終わるママ友とのカフェランチよりもコンビニおにぎり片手に白熱する“仲間”との濃いミーティングに費やしたい。

ママ友づき合い、どうしたらいいの?
深入りしない、以上。

それよりママ自身が心から求めることやりたいことにアンテナを張ってみて。そうすればきっと、あなたの発信を受信する誰かを見つけ、また誰かの発信を受信した反応が起こる。それはもはやママ同士ですらないかもしれず…その意味でもやっぱり「ママ友なんかいらない」。

もし、今悩んでいるママがいるなら、心の中で100遍唱えてみてね!

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