タイムマシンにっき シリーズ




・・・やっとのことで完成したCDを引っ提げて、


臨むは とてもとても大きなイベント。



規模も、共演者さまのレベルも、いろんな面において。


大きくて、今までに経験したことのない、イベントでした。




このイベントへの出演のお話をいただいたのは、3月上旬。


レコーディングが無事終わり、


2月のブッキングライブで初めてお会いしたある方と、改めてお会いし、お話したときのこと。



イベントの内容、主旨、課せられる動員数。


それが今の私にとって、どれほど未知のものであるかということ。


レベルの高さ、プレッシャー。


私に、それが可能なのか。不安で、とても不安でした。


でも、お話をいただけたことはとても光栄で、有難くて、そのお気持ちに、どうにかして応えたかった。




不安も恐怖もあるけれど、この機会を逃してしまっては、


この先、私の成長、進歩はないと思いました。


タモリさんの言葉を借りれば、


『自分の中で「これくらいの力がついたらこれくらいの仕事をしよう」


と思っても、その仕事は来ない。


必ず実力よりも高めの仕事が来る。


それはチャンスだから、絶対怯んじゃだめ。』



ぽーんと放り出されたところで、なにかを作りだせなきゃ。


私の音楽ができなきゃ、だめだ。




・・・そう思い、お話をお受けして、それからの三か月は、ずっと気持ちが張りつめていました。




そして迎えた 6月28日。



準備はできた。やれることはやったし、あとは、力を尽くすだけ。


臨んだ本番。



私の、「今」の力は、出せたと思います。


そして今は、「ここまで」しかできない。


痛感しましたし、これは、この機会をいただけなければ、味わえなかった気持ちだと思います。


そして、共演者さまの演奏、音楽を聴いて感じたこと。




「私もいつか、あの方たちと、同じ景色が見たい」


共演者さま、特に、トリをつとめられた小沼ようすけさんのステージ。


音楽が、息をするように自然に、その体から流れ出している。


魂が歌っている。奏でている。


『楽しい。大好きだ。幸せだ。気持ちいい。』


そんな感情が、会場を、空間を、時間を、包み込んでいました。



そんなステージを創り出す方が見ている景色。


私も、いつか、同じ景色を見ることができるだろうか。



いつか、同じ景色を、私も見てみたい。


そう思った夜でした。








今回、いろんな気持ちをいただきました。


応援してくださる方々、私の音楽を「好き」だといってくれる方々。


期待してくださる方々。



本当に、本当に、有難いお気持ちです。



そのお気持ちに、応えたい。


私も、もっともっと力をつけて、前に進んで、今は見えない、新しい景色を見てみたい。




大切な、大切な、イベントとなりました。


宝物のような時間。チャンス。気持ち。


この先の私に、つなげます。




いらして下さった皆様、


会場のスタッフの方々、


ご一緒させていただいた共演者の皆様、


チャンスを与えてくださった皆様、


本当にありがとうございました。








タイムマシンにっき つづく