今日は寒いっすねー。
花冷えってやつでしょうか?
早く本格的な春が来ないかなー!!

ここの所『閉店』って良く耳にするようになりました。

学生の頃通っていた神田のトンカツ屋さん
若い時から通っていた居酒屋さんや食堂、肉屋、八百屋、豆腐屋さん
近所のタイヤ屋さん

どのお店もリーズナブルな人情店でした。
行けば店主が覚えていてくれて世間話に花が咲くようないいお店。
店主の高齢化、後継者不足、経営難と様々な理由があったようです。

人情経営

上記のお店はいわゆる人情経営。
お客様の事を思い価格を抑え自分がたくさん働けば少しの利益が出て生活していける。
もちろん想定よりも多くの利益が出てた時期もあったのかもしれない。
でも結果として閉店。

例えば先日タイヤ交換に行った個人経営のタイヤ屋さん。
オバちゃんが受付をしてくれて待ち受けには雑誌、飲み物、お菓子などの無料サービスが充実している。
作業時間は20分程で2160円。
相場よりは1,000円ほど安いです。
この金額でやっていけるのか?と店内を見渡すと『今月一杯で閉店』の張り紙。

個人的には時間、技術に対する適正価格を頂けないと経営を続けて行くことは困難な時代だと思ってます。もちろんしっかりと価値を提供する前提で。
特に働き方改革が始まった昨今は労働時間を短縮する事が企業に課せられました。
その他にも最低賃金引き上げ、有給消化の義務化と様々な環境に対応しつつ利益を伸ばしお給料を上げていく。
『ぬるい経営はとっとと廃業してね!』と国は言ってるわけですねw
経営者としての手腕が問われてますね。

人財不足の点から見ても人情経営や薄利多売の商売には働く人が集まりにくくなって来るんじゃないかな。
1日10時間働いてやっと利益が出る。経営が存続できるビジネスモデルは社会から必要とされなくなるのかも知れません。

では僕らの業種はどうだろう?
美容は時代の流れがあり努力し経営の質を上げ価格が上がって来てると感じます。
今はカット5,000円辺りが相場でしょうか?
その点理容はどうでしょう?
未だ4,000円前後が相場でしょうか?

働く側から考えたら自分の時間、技術を提供してカットにして千円の差は大きいです。

この差が世間的に理容と美容の価値が開いた一因だとも思ってます。

価格を考える時『人件費、管理費、投資回収、未来準備金、利益』をしっかり考えて見直す時期が来てるなーと感じています。

安い!事はサービスでは無いし非常に危険。
お客様もそれを求めてはいない。
サービス=無料からの脱却

個人的に義理、人情はとても大切にしてます。しかしそれだけでは商売は続かない時代。低賃金長時間労働から脱却しないとスタッフは幸せにならない。お店が倒れればお客様も困る訳だしね。

人情と経営のバランスが大切ってこと。

価格とは価値の提供です。

国家資格を持ったプロとしてしっかりと価値提供をしカットで6,000円を頂ける理容室にしたいな。と改めて感じました。

では(^_−)−☆