何だかよく分からない理由で死人が甦り、生きている人間を襲い始めた!

いたるところで動く死体がうごめく中、『ダメだこりゃ』と感じたスワット隊員のピーター&ロジャー、ヘリ操縦士のスティーブンと恋人のフランら四人はヘリコプーで街を脱出する。やがて彼らは巨大なショッピングモールに辿り着き、居座るゾンビ共を皆殺しにし、束の間の平和を手にいれるが、やがて武装した暴走族軍団が現れ、最大の恐怖と危機が迫るのであった!





ジョージ・A・ロメロのゾンビ・シリーズ、ナイト・オブ・ザ・リビングデッドに続くゾンビ・シリーズ第2作目!
「ゾンビは生きた人間を喰う」「ゾンビに噛まれた人もゾンビになる」「ゾンビは頭を破壊しないと死なない」等の1作目で確立された基本原則を踏襲し、トム・サヴィーニの手掛けるリアルな特殊メイクによる、人間の内蔵や肉を貪り喰うゾンビや、ヘリの回転翼で頭を吹き飛ばされるゾンビ、生きたまま内蔵を引きずり出される等の残酷描写が冴え渡るゾンビ映画のまさに決定版!!

夜明けと共に、妊娠したフランが、ピーターを乗せて夜明けの空へ舞い上がっていくラストは絶望的ながらも微かな希望を感じさせとても印象的。

シリーズ第1作目の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』はジョージ・A ・ロメロが友人たちから資金を集め、会社勤めの傍ら週末に撮影し、9ヶ月かけて完成させただけあって、どのシーンからも手作りの味わいが感じられます。
またナイト・オブ・ザ・リビングデッドは、現代アートとしても高い評価を受けニューヨーク近代美術館に永久保存されてるんだそうです。

【ゾンビのオモイデ】
初めてロメロのゾンビを知ったのは、小学3~4年の頃に木曜洋画劇場で観た次週の予告でした。青白い顔で凄い形相のゾンビがエレベーターに入り込んでくるシーンが流れてまして、すごいビビってたのを覚えています。当時はジョージ・A・ロメロの名前も知りませんでしたが、予告編から伝わってくる尋常じゃない雰囲気、迫力にコレは絶対観なアカン!!と意気込んで当日を迎えるも、オカンから「家はUHF映らへんからゾンビはみれへんで」と訳の分からない事を言われてみせてもらえませんでした(´;ω;`)
しかし、数年後に無事にビデオレンタルでゾンビを観れました。あの時の感無量感は半端じゃなかったです。このとき初めて、アメリカにはジョージ・A・ロメロと言う映画監督がいて、ゾンビの他にも「マーティン」や「クレイジーズ」と言う名作を撮っていて、トム・サビーニと言う凄い特殊メイクの人が様々なホラー映画の特撮を手掛けてる事を知りこれまた子供ながらに一人感動してました。






ウーリーにショットガンで頭を吹き飛ばされるゾンビ(一般市民?)