本日も庄内100精霊シリーズの続きで、矢流川に向かいます
矢流川(やだれがわ)には、源平合戦にて敗走した〝池田彦太郎秀盛〟ら兄弟は、源氏の追手から逃れる為能登経由で鳥海山麓に辿り着き隠れ住んだ。
後に子孫が〝出羽池田氏〟として、矢流川の八幡神社付近に城〝朝日山城〟を建て居城した。
幾多の戦があり、矢流川を挟んで矢の撃ち合い沢山の矢が流れた為〝矢流川〟と云われる。
付近には、武士瀧神社やもちろん武士の守護神八幡様も武将に関わる地名や神社が残っております。
既にここが巨木の聳える場所です
樹齢は不明ですが、歴史を感じる佇まいで両脇に聳え、また巨石も立っており、豊磐窓命(とよいわまどのみこと)と櫛磐窓命(くしいわまどのみこと)といった左右に悪霊の侵入を防ぐ門番の役割をしていた可能性があります。巨石をじっくり見てませんが、文字が彫られている可能性もあります。
調べると八幡神社の境内に酒田市保存樹のアカマツもあるみたいなのですが見つけられませんでした。
ちなみに、朝日山城跡は本殿から更に上の山にあるそうです…
さて、八幡神社から旧八幡町方面へ北に進み北沢の金生沢地区に向かいます
地区の中に入るとこの鳥居が見えます
しかし、ここには〝獅子岩〟の姿はありません…
地元の方に獅子岩について尋ねると、この神社より奥にある〝円応寺さん〟の隣の山の中にある事がわかり歩いて行きました。
奇岩獅子岩
→獅子に見えますか⁇なんとなく獅子に見えますが…
岩の下には穴があります…昔金売吉次父子がこの岩を見つけ、獅子岩を掘った所金が見つかり、その金は京都に送られたという伝承があります。
金を発見→金が生まれる→金生沢となったとされます。
生石、北沢の東平田(東酒田)エリアはなかなか面白く、ミステリアスな地域で奇岩、巨木、水、信仰といった独自の文化をもった古い地域です。
まだまだ未知のスポットがあるはず…
☆データ
・ミステリー度&魅力☆☆☆☆☆
→古来から山間や川が流れる土地に人々が集落を築き生業をたていたと聞きますが、出羽丘陵の山間の地域はまさにとても古い歴史を持ち、様々の魅力的なスポットが存在し、新たな発見で刺激をお求めの方にはオススメです。