みなさん。こんばんは。
今日もがんばりました。明日もがんばります!
さて、本題へ。
今回の水洗い(ランドリー・ウェット)編です。水洗いには特に分けるような種類はありませんので、ドライが機械任せであるのに対して、水洗いはいろいろなテクニックがあります。
また、水洗いはしみぬきにも通じるものがあり、実際汚れだけを純粋に落とすのには水洗いが最適といえます。
石鹸、洗剤、仕上げ剤、助剤、漂白剤、中和剤など水洗いに使用するものはたくさんあります。
これらを濃度や洗う時間、水の温度、熱のかけ方などさまざまな洋服、汚れに対して変えていきます。
しみぬきが部分的な処置であるのに対して水洗いはお洋服全体のシミに有効な手段だと考えます。
水で洗えるものはなるべく水洗いしたほうが綺麗になります。
ただし、ウールのスーツなどは多少風合いが変わるかもしれません。
今はいろいろな仕上げ剤などがあるため、かなり風合いも損なわずに洗えるようにはなっています。
水洗いでは漂白処理ができるために夏場の色の淡い衣類などの全体的な黄ばみにも非常に有効です。
ただし、水洗いを想定していない洋服などは仕上げをはじめとして非常に手間がかかるためにあまり生産性は良くありません。ですから、クリーニング料金も高くなってしまいます。
一般的な水洗いでのコースを紹介すると。
油汚れをドライで落とした後に水洗いで汗じみや汗によるごわつきを取るというもの男物のスーツなんかには非常に効果的で日頃の手入れをダブルクリーニングにすると汗もすっきりで汗臭さも抑えられます。
ホワイトニング加工(部分漂白)、復元加工(全体漂白)
白物のスーツなどドライ洗浄しかしていなかったりすると全体にソープ焼けなどで黄ばんできたりします。もちろん、汗の黄ばみなども淡い色のものは気になるところです。これを全体漂白して黄ばみを落とす技術復元加工も基本的には全体漂白と同じと思います。
サイジング加工
これは水洗いの領域というわけではないですが品物にハリを与えて新調感を出すというもの。主にシリコンでのハリ出し。
※当店では、サイジング加工メニューはありませんが標準装備してあります。
でも、もしクリーニング屋で差がつくとすれば実は水の扱い方が上手いかどうかということになってくるのです。水洗いのテクが全然ないところはあまり良いクリーニング屋さんとはいえないですね。
大抵のものはドライでも十分綺麗になるのですが、しみぬき側の洗いとして水洗いは欠かせないものです。
機械任せでもある程度のものはドライでも水洗いでも綺麗になりますが、それだけでは綺麗にしきれない汚れがたくさん存在するのは事実です。こういうものは個々に生地や汚れの性質を判断し、適した処理が必要になります。僕の中で水洗いはしみぬきの延長上にある洗い方なのです。
不入流の師範が施す魔法のしみぬき・復元加工が出きるお店。10年以上前のシミも落とせる技術をもっています。染色補正も出きるお店。
当店では、郵送・宅配便でのクリーニングやしみぬき等を受付けております。一味違うクリーニング・しみぬきをお試し下さい。
また、下記のアドレスでしみぬき相談を行っております。
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