先日の妊活カフェでは

体外受精にステッアップするタイミング

がテーマになりました。
お仕事を辞めた方、年齢が高めの方は
体外受精も視野に入れていて
早い段階でトライしたいということでした。

お仕事をされている方、まだ20代の方は
もう少し様子をみてからにしようかな?
不妊治療を少しお休みしてもいいかな?
ということでした。

不妊治療をしていると、

人工授精をすれば、
または体外受精をすれば、
本当に赤ちゃんを授かれるの?

という不安がいつもついて回ります。

今回参加の方々もそんな不安を口にしていました。

どんなに高度な不妊治療をしても
赤ちゃんを授かれるかどうか分かりません。

他のことと違って、どんなに頑張っても
望んだ結果にならないこともあるのです。

「もしできなかったらどうしよう」

不妊を体験した誰もが思うことです。

もし赤ちゃんを授からなくても、
大切なのは、将来自分の人生を振り返った時に
納得できるかどうか、ではないでしょうか。

あの時ああしておけばよかった、
こうしておけばよかった、
という事がないように。

自分のできることはやりきった、
と思えるように。

「自分のできること」

は、人それぞれ違うと思います。

人工授精を5回まで、という方、
顕微受精を10回まで、という方、
または40歳になるまで、という方、
治療金額が、100万円まで、という方、
卵子提供をするまで、という方、etc…

自分はどこまで妊活したいのか?


ということをパートナーとよく話し合ってある程度の目安を作っておくとよいと思います。


それと、もう一つ大切だと思うことは、

赤ちゃんとの未来を強く思い描くこと

です。

「私に赤ちゃんがこないはずがない」

「いつかは絶対授かるに決まってる」

と。

あくまでも私の個人的意見ですが、

絶対にそうなる!

と強く思っていたら
そうなることが多いように思うのです。

妊活中は精神的・肉体的・金銭的に負担かかかり、
テンションが落ちることが多くあります。
それでも、湧き出る不安は振り払って、
ポジティブに考える努力をしましょう。

「もしかしてできないかも…」と思うより
「きっとできる!」と思っていた方が
赤ちゃんを授かる可能性が少し高くなる気がしませんか?

( もちろん、検査を受け、生活習慣を気をつけていることが前提ですが。)




もう一つ話題になったのが

不妊専門クリニックへの転院について

です。

今は産婦人科で人工授精をしているが、
体外受精をするのは不妊専門のクリニックの方がいいのか迷っている、という事でした。

専門クリニックの方が症例数も多く、
医師や培養士が慣れているのは確かだと思います。
ただ、それと妊娠率はまた別のことかもしれません。

どんなに条件がよくても100%できるとは言えないし、逆に1%でも可能性があればできる事もあるからです。

ただ、ひとつ言えるのは
不妊専門クリニックの方が治療のスピードが速いということ。

専門クリニックだったら
タイミング法を約半年、
人工授精を5回前後、
1年後には体外受精を提案してくる、
というような流れで治療が進みます。

産婦人科でもきちんと提案してくれるクリニックもありますが、
以前カウンセリングを受けた方は、
タイミング法を延々と1年もしていたそうです。
他の産婦人科でも同じような話を聞いたことがあります。

自分から希望を言わなければなかなか治療が進まないというクリニックも多いので、自分で希望を言うのがストレス、という場合は専門クリニックに転院した方がいいかもしれません。

今お世話になっている医院に申し訳ない

と転院を躊躇しているなら、そんな遠慮をする必要はまったくありません。

今までお世話になった先生に感謝しつつ、

〇〇クリニックに転院したいので紹介状をお願いします

とはっきり言いましょう。

もし産婦人科での治療を続けるなら、
自分で治療計画をしっかり立て、
先生にきちんと伝えておくといいでしょう。



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参加者の方の感想


・体外授精に向けて、転院しようと思っていた病院の情報が聞けてよかったです。


・普段、友人にも言えないようなことも聞いていただけて、落ち込んでいた気持ちが軽くなりました。


・同じ治療中の方の想いを聞けて、参考になりました。


・今回のように少人数で話をできる場が増えると救われる方も多いのではないかと思います。


・県北でも妊活カフェをしてもらえると嬉しいです。


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