先日、心理学を専攻している学生のKさんから、
"不妊をめぐる夫婦の治療選択"
についてインタビューを受けました。
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東京の某有名女子大の方で、
卒論のテーマにしているそうです。

ゆくゆくは妊活や不妊の現場でお仕事したいと考えているとのこと。
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私が受けたインタビューは男性不妊のケースで、
以下のような内容でした。


◎男性不妊の場合の治療の進めづらさはどんなこと?
ー そもそも男性は検査する事に嫌悪感を持つ方も多いので、検査をするまでのハードルが高いと言えます。
そして男性に何らかの異常があった場合、「妻のために治療をした方がいいと思うが、自分自身は治療してまで子供をほしいとは思わない」と考える男性も少なくはないので、夫婦間で治療に対する考え方のズレが生じることもある

◎夫婦で意見のズレが生じた場合の対処法とは?
ー 自分はこうしたいという意見をしっかり伝え、相手の最後までしっかり聞くこと、
相手の意見は尊重した上で、それでも自分の意見を通したければ誠意を持ってお願いすること、
が大切だと思います。
また、感情が安定している時に話し合いをする事が大切。
特に女性は薬の影響もあるせいか、ホルモンバランスが不安定。少しの事でカーっとなったり涙が出たりします。
おたがいにゆっくり落ち着ける時間帯に話し合いをすることがオススメです。

◎カウンセリングの時に一番気をつけていることは?
ー カウンセリングに来られる方は、周囲に話せる人がいないことが多く、人に話すのは初めて、という方も少なくないです。そういった方は話していくうちに自分の思いが整理されていきます。
私はなるべく意見せずにクライアントの気持ちを整理したり答えを導くサポートをするように心がけています。

◎印象に残っているクライアントの声は?
ー 子供を持つ選択肢の一つに、里親・養子縁組があります。クライアントには必ずその事を伝えるのですが、あるクライアントの方はその選択肢を知って、気持ちがラクになったと涙ぐんでいました。
体外受精を何回もしたけど授からなかったけど、その選択肢を選べば親になる事ができる。もし選ばなかったとしても、それは自分で選択したのだから納得できる、とおっしゃっていました。
体外受精を何回しても授からずに子供がいないのと、
自ら里親養子を選ばなかったから子供がいないのと、
では気持ちのラクさが全然違うというのです。
結果は同じでも、そこまでの過程によってその後の気持ちの持ちようが全く違うのですね。

◎カウンセリングをしていて思うことは?
ー 大学生や20代の若い世代の方々に妊活の現状を知ってほしいと思っています。
結婚するまでの長い期間身体を気遣って生活していたら、たとえ結婚が遅くても妊娠する確率はグッと高くなると思います。
また、新婚さんは2人の子供に対するライフプランの話し合いをぜひしてほしいと思います。万が一できにくいと分かった時に、あわてずに対処できるよう知識を身につけておいてほしいです。
妊活はタイムリミットがあるので少しでも早め早めに行動してほしいですね。



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若い世代に妊活について知ってもらうことはとても嬉しいことです。
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万が一、赤ちゃんができにくいと分かった時に
焦らず落ち込まずに対処できるように〜…
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若いうちから自分の身体を気遣い、
ライフプランに意識を向けてほしいと思います。
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大学生のKさんだからこそ、
感じること、伝えられることがあるはずです。

Kさん、卒論がんばってくださいね!





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千原 亜希